ごん、安らかに。

今日のまんが日本昔ばなしは「ごんぎつね」でした。
新美南吉の作品で小学校の教科書にも採用されているお話です。
そして、とてもとても、やるせない気持ちになるお話･･･
最初から素晴らしい作画クオリティで進んでいき、ごんも愛らしく、やんちゃに
描かれているのですが、結末を知っているだけに見ていて居たたまれない
気持ちに。
ごんが最後を迎えた時、当然のように泣いてしまったのですが、その時
かかった「心からイエスタディ」はあまりあってないように感じました。
それこそ、音楽かけないでの方がしみじみ出来たかも。

そういえば、尺が足らない影響か、兵十が鰯屋に濡れ衣で殴られ、
ごんが後悔するシーンは省かれていましたね。
元があまり長くない話ですので、少し削るだけでも、かなりバランスが
変わってきてしまう話なのですが･･･
ふとした事が他の者にとっては大事を引き起こす、反省して心を尽くすも
中々通じない、短慮に任せると取り返しがつかないなど、教訓としても
学ぶべき事が短い文章に込められている見事な作品なだけに、
印象が変わってしまうのは残念な事です。
それを差し引いても良い出来でしたが。

TBSの事なので結果を捏造して、ごんが幸せになってくれるのではと
少しだけ期待したのは内緒ですｗ
毎週、色々な作品が見れるのを期待しています。

追記－
台風で大した被害もでずに直接上陸は避けた模様。
今月も日照不足になると後が心配ですねぇ。