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October 23, 2011

皇帝が去った後の三冠馬。

日本競馬史上7頭目のクラシック三冠馬が誕生しました。
オルフェーヴル号です。
2005年のディープインパクト以来ですから、6年ぶりになりますかね。

おめでとうといいたいところですけれども、2点ほど不満な所が
無くもありません。
三冠の前には些細なことなので、揚げ足取りといわれるかも
しれませんが、やはり気になるので。
まずは一つ目。
過去のレースにおいて、10着という着順があること。
これは三冠馬で史上初めてのことです。
1400mのレースだったので距離不適の可能性もありますが、
今までのワーストがナリタブライアンの1200m戦での6着でしたので
それを悪い形で更新してしまったわけ。
この分、これからさらに大レースを制してこの大敗を払拭しなくては。

二つ目は震災の影響があり仕方ないことではあったのですが、
皐月賞と東京優駿が同じ東京競馬場で行なわれたこと。
三場異距離をどうこなすかという点がポイントの三冠レース。
評価に少々マイナスでしょうか。
ただし、シンザンの皐月賞、東京優駿も同じ東京でしたから、
シンザンと同様に有馬記念でも勝って、中山でも問題なかったよ
というところを見せて欲しいですね。

このオルフェーヴル、皇帝シンボリルドルフの亡くなった年に
三冠馬となったわけですが、父親ステイゴールドの母親が
これまた先ごろ亡くなったサッカーボーイの全妹(父親も同じ)。
なにやらレースのサインが出ていたというくらい出来すぎた話
ですが、何かの縁なのでしょう。
母の父、メジロマックイーンゆかりの、メジロ牧場も閉鎖された
年になってしまいましたしね。
(マックイーン自身は吉田堅牧場の出身)
多くの名馬のファンの交わる場所に生まれた三冠馬。
これからのレースも期待しています。

追記-
ステイゴールドの名前を一度も出していなかった件w
父親が苦労人だった分、良い子が出たってことにしておきましょうw

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October 05, 2011

夜通し競馬語り。

今朝は夜通しでルドルフ追悼スレで語ってしまいました。
みなさん、やはり皇帝陛下がお好きだったようで、思い出話が
たくさん聞けましたね。
これだけ死を惜しまれ、見送られる馬もそうざらにはいません。
そういう意味では幸せな死でしょう。
うっかりすれば「何で走らないんだ、死んでしまえ駄馬!」
そんな罵声を浴びるのが競走馬ですからね・・・

そして、朝一番。
日も上がっていないような時間、小雨降る中、スポーツ紙を
求めてセブンイレブンまで散歩に行ってまいりました。
その結果がこれ!

ニッカン「さらば皇帝 ルドルフ大往生」
サンスポ「岡部氏『人生の一部だった』ルドルフ死す」
スポニチ「皇帝 初の無敗3冠馬 ルドルフ死す」
報知「さらば皇帝 ルドルフ死す」

トーチュウ「平田V打アゲアゲ」
7面に「史上初無敗3冠 皇帝ルドルフ逝く」
デイリー「自力CS残したぞ 金本」
裏1面(20面)に「皇帝ルドルフ逝く」

2ちゃんねるにも貼ったんですけど、さすがにこれはないかなと・・・
東京中日スポーツ杯武蔵野Sとデイリー杯2歳Sは競走召し上げ!
巨人の機関紙、報知新聞でさえ、自重したというのに・・・

まあ、それはともかく、久々に競馬で語れたのは楽しかったです。
もう一度ありがとう、ルドルフ皇帝陛下。

追記-
レーシングポスト誌でも訃報が流れたようです→こちら
日本の伝説ですからね。

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October 04, 2011

皇帝陛下崩御あらせられる。

ここ数日、サボっていた競馬資料の更新を頑張っていたの
ですが、そんな中、友人から1通のメールが届きました。
「ルドルフが・・・残念です」
すぐにニュースを確認。
そこには、思ったとおりの、あって欲しくないニュースが書かれて
いました。
皇帝・シンボリルドルフ死す。
中央競馬の歴史において、たったの6頭しかいないクラシック3冠
制覇馬にして、GⅠ7勝馬。
ここから七冠馬、完璧なレースぶりとその名前から皇帝と呼ばれた
馬の死のニュースでした。
そして私が一番好きな馬、トウカイテイオーの父君・・・

しかし、30歳という歳を考えれば、よく生きたといったところ。
20年も生きずに名馬といわれる馬が亡くなっていく中、30歳まで
日本の競馬を見つめてきてくれたのは僥倖です。
歴代の三冠馬の亡くなった時の年齢をまとめてみますと・・・

セントライト(1941年三冠) 1938-1965 27歳
シンザン(1964年三冠) 1961-1996 35歳
ミスターシービー(1983年三冠) 1980-2000 20歳
シンボリルドルフ(1984年三冠) 1981-2011 30歳
ナリタブライアン(1994年三冠) 1991-1998 7歳
ディープインパクト(2005年三冠) 2002- 現9歳

ブライアンは早世してしまいましたが、やはり頑健なことも3冠
制覇に貢献しているのか、長寿ですね。
もちろん、最上級の功労馬として大事にされていることもある
でしょうけれど。

このニュースを聞いてから、そわそわそわそわ・・・
夜やるべきだったことがまったく手につきませんでした。
でも、あまり悲しくは無いというか。
レース中に悲運の死を遂げたわけでもなく、種牡馬としては
トウカイテイオーを送り出し、最後まで堂々と生きた、そんな
イメージがあるからでしょうか。
敬礼して送ってあげたい気持ちです。
ありがとう、シンボリルドルフ。
どうか、皇子トウカイテイオーの後継を出すのに、力を貸して
くださいね。

追記-
ダイタクヘリオス死去の時に作った、聖書の系譜のコピペ、
改変してスレに貼ってみたのは私ですw
Byerley Turkの子、Herodの子、シンボリルドルフの系図。って
のですね。

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