August 15, 2009

トウカイテイオーご親族ご一行様。

なんとなく、まとめなくてはと思ったので備忘録。

トウカイナチュナル(1982) 牝/ナイスダンサー 未
|トウカイスバル(1987) 騸/ニホンピロウイナー 5/5
トウカイテイオー(1988) 牡/シンボリルドルフ 9
|トウカイグリーン(1989) 牝/イルドブルボン 1
|トウカイチャンプ(1990) 牡/スルーザドラゴン 1/6
|トウカイリュウオー(1991) 騸/スルーザドラゴン 3
|トウカイバトル(1993) 牡/シンボリルドルフ
|トウカイテネシー(1994) 牝/シンボリルドルフ 2
||トウカイフレッシュ(2000) 牝/コマンダーインチーフ 3
|||メイショウイェーガー(2006) 牡/フジキセキ
||トウカイサプライズ(2001) 牡/アフリート 1/3
||トウカイメガミ(2003) 牝/サンデーサイレンス
||トウカイグレイト(2004) 牡/マンハッタンカフェ 2
||トウカイボルテージ(2005) 牡/オース 2
||トウカイダンス(2006) 牝/ダンスインザダーク
|トウカイキャプテン(1995) 牡/コマンダーインチーフ 1/6
|トウカイティアラ(1996) 牝/サンデーサイレンス 4
||トウカイフラッグ(2002) 牡/ブライアンズタイム 2
||トウカイポリシー(2003) 牡/エルコンドルパサー 2
||トウカイアワード(2004) 牝/コマンダーインチーフ 2
||トウカイポプリ(2005) 牝/タイキシャトル 1
||トウカイセレブ(2006) 牝/キングカメハメハ 1
トウカイオーザ(1997) 牡/サンデーサイレンス 8
|トウカイビクトリー(1998) 牡/サンデーサイレンス 4
|トウカイエリート(2000) 牡/サンデーサイレンス 6
|トウカイトロフィー(2001) 牡/フォーティナイナー 2
|トウカイノーブル(2002) 牡/グラスワンダー

トウカイテイオー→1991/皐月賞、東京優駿 1992/ジャパンC、
大阪杯 1993/有馬記念
トウカイオーザ→2001/アルゼンチン共和国杯
デビュー前の幼駒は割愛。
名前の太字は重賞馬、数字の太字は中央勝利。

トウカイナチュラルの9番目の子、トウカイティアラのそのまた
5番目の子、トウカイセレブが初勝利という事で、書いてみた。
トウカイテイオーは後継ぎを出せていませんが、その妹たちは
そこそこの子たちを出しています。
1~2勝馬がほとんどですけれどもね。
どうも、テネシーの子よりもティアラの子の方が中央で善戦
しています。
ただ、勝ち鞍はダートが殆どで、ちょっとスピードが足らないの
かもしれません。
テイオーの甥っ子、姪っ子たちの活躍も期待したいですね。

追記-
つけてる種牡馬は結構派手目ですね。
出来れば短距離馬とダート馬は避けて種付けして欲しいですw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 25, 2009

そして社台一強時代へ。

そして。
ついに超長期政権ノーザンテーストの登場となるわけです。
1983年から1988年までと1990年から1992年まで。
途中、1989年こそミルジョージに明渡すものの、コンスタントに
重賞馬を送り出し、社台ファームの看板となった種牡馬です。
その一方で、飛び抜けて「代表馬はこれ!」という馬が決め
きれない気がします。
レベルが高いところで安定しているという意味でですが。
強いてあげるとすれば、アンバーシャダイからメジロライアン、
メジロブライトへ繋がるラインでしょうが、これだけの大種牡馬
であっても、サイアーラインはすでに風前の灯。

1989年にイナリワン、ロジータらの力を結集し、ノーザン
テーストをリーディングの座から引きづり降ろしたのは、
ミルジョージです。
たった一年とはいえ、社台ファームの連続リーディングを
阻止したという意味では大きいでしょう。
ノーザンテーストからリアルシャダイ、トニービン。
そして、サンデーサイレンスまでもが社台ファームで繋養。
この四半世紀以上、種牡馬界は社台ファームの独擅場
だったといっても過言ではありません。
(失敗した種牡馬の数多いですがw)
そこに風穴を開けられた事は評価しても良いでしょう。
ただ、ご多分に漏れず、すでにラインはほぼ繋がらない事が
確定しています・・・

ノーザンテーストにリーディングが戻った後、リアルシャダイと
トニービンが1年づつトップの座につきます。
すでに書いたように、どちらも社台の繋養馬。
牝馬の質もあってこそではありましょうが、次々とトップ
種牡馬を送り出してくるのは脅威。
リアルシャダイは最大の活躍馬ライスシャワーを失ってしまい、
どうやら歴史のかなたへと消えていきそうな雰囲気。
トニービンは今のところラインが繋がっています。
(ジャングルポケットからオウケンブルースリへ)

そして、今のところ、最長のリーディング期間、連続13年の
サンデーサイレンスへ。
この馬についてはいろいろと過去に書きましたので、その
あたりをご覧くださりませ。
これとかね。

このサンデーサイレンスが送り出したアグネスタキオンが
2008年のリーディングを獲得し、親子でのリーディングは
トウルヌソル-クモハタ以来(戦後では初)。
これからが期待されていた矢先の死です。
それでも、他のサンデー系種牡馬が、後を埋める事に
なるのでしょう。

見てきた通り、日本の種牡馬は輸入→ライン滅亡の繰り返し。
それでも新しい血を導入し、質は向上してきたわけですが、
今回のサンデーサイレンスの血脈は長く続いていくの
でしょうかね。
最近の流れとしてはシャトル種牡馬で海外にもその血を
保存していこうという動きもありますし、そうは簡単に
潰れないとは思います。
20年後、30年後、日本の種牡馬界はどうなっているのか。
精々長生きしなくちゃねw

追記-
えーと、その・・・トウカイテイオーに清き一票を。
ちょっともう年齢が・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 24, 2009

リーディングアイアーを追いかける。

昨日の続きをば。

クモハタに代わり3年間、リーディングサイアーの座を
守ったのはライジングフレーム。
この馬の残した一番の仔はアラブの怪物セイユウという
ことになるでしょうか。
このアラブというのはアングロアラブというサラブレッドとは
種のことで、サラブレッドよりは頑強で、スピードは劣ると
されています。
かつては中央競馬でもアラブ戦という競走が組まれていて
サラブレッドとは住み分けが出来ていたのですが、この
セイユウはその枠に収まる事無く、重賞競走でサラブレッドを
打ち破ってしまった稀有な馬。
中央競馬のサラブレッド重賞を勝ったアラブはセイユウのみ。
顕彰馬となったのもセイユウのみです。
残念ながら、アラブの生産は日本では行なわれなくなって
しまい、また、ライジングフレーム自体の血筋も絶えてしまい
ました。

1961年から1965年までと1967年と1968年にリーディングに
なったのはヒンドスタン。
あのシンザンの父親にあたります。
他にも八大競走を制する本格派の馬ばかりを輩出。
シンザンがミホシンザンという二冠馬を出し、ミホシンザンも
マイシンザンという後継馬を出したのですが、残念ながら
今、その血脈は途絶えようとしています。

その間隙、1966年のリーディングを奪ったのはソロナウェー。
キーストン、テイトオーらの重賞戦線での活躍で父に1年だけの
リーディングをもたらしました。
ですが、キーストンもテイトオーも悲しい最期を遂げる運命に・・・

明けて1969年からは群雄割拠の時代が続きます。
ガーサント、ネヴァービート、パーソロン、チャイナロック、
テスコボーイが覇を競い合う11年間。
それぞれの代表産駒はガーサントがニットエイト、ネヴァー
ビートがマーチス、パーソロンがシンボリルドルフ、チャイナ
ロックがタケシバオーとハイセイコー、テスコボーイが
トウショウボーイでしょうか。
ここにきて、ようやく、現在まで血脈が残っている血統に
行き着きます。
パーソロンから出たシンボリルドルフの送り出したトウカイ
テイオーが危ういながらも種牡馬を続けています。
このブログでも何度も書いていますが、バイアリーターク系の
貴重な血統、ここで途絶えてしまっては後がありません。
なんとしても後継を。
また、テスコボーイが出した最高馬トウショウボーイが、
ミスターシービーという四冠馬を送り出したものの、血は
繋がらず、その血筋を繋いでいるのはサクラユタカオーです。
サクラバクシンオー、ショウナンカンプと距離を短距離に
特化しつつ、次代を送り出しています。

テスコボーイが2年連続でリーディングを取った翌年、その
翌々年とこれまた2年間、王位にあったのはアローエクスプレス。
自身はGⅠ級競走を制せなかったものの、牝馬クラシック馬を
3頭輩出(テイタニア、リーゼングロス、ノアノハコブネ)。
しかし、残念な事に後継種牡馬には恵まれませんでした。

そして、時代は種牡馬長期政権の時代へと入っていくのです。

追記-
まさかの3日連続で・・・
まあ、こういうのもたまには・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 23, 2009

タキオン急死でどうなる種牡馬界。

去年のリーディングサイアー、アグネスタキオンが急逝。
にわかに種牡馬割拠の時代に突入でしょうか。
若き、サンデーサイレンス後継の死、その穴を埋めるのは
彼の兄弟たち、サンデー系の種牡馬なのか(厳密には
馬の世界では母が違うと兄弟とは呼びませんがw)、
それとも、一気に他の系統の種牡馬がその座を奪うのか。
まずはアグネスタキオンの冥福を・・・

さて、調べてみると戦後リーディングサイアーの座に輝いた
種牡馬はわずかに18頭。
戦後63年間で18頭ですから、1頭あたり3.5年。
もちろん、中には1年限りのトップもいれば、13年連続の
サンデーサイレンスのような大種牡馬もいます。
順を追ってみていってみましょうか。

1946年、戦争が終わり、戦後初のリーディングサイアーと
なったのは戦前からの流れでダイオライトでした。
戦前には三冠馬セントライトを送り出し、すでに評価の
高かった同馬。
残念ながら、そのセントライト始め、後継種牡馬たちは今に
その流れを残すことは出来ていません。
ダイオライトの子、トシシロが送り出したホウシユウクインが
1958年に制した桜花賞を最後に八大競走からその子孫の
名は消えてしまったのです。

その次に王座についたのはセフトです。
この輸入されたイギリス産馬は珍しくバイアリータークの
血を受け継いでおりました。
バイアリータークの血が日本でリーディングサイアーに
輝いたのはこのセフトとパーソロンだけ。
ゴドルフィンアラビアンに至ってはリーディングを取った事が
ありません。
その貴重な血脈セフトが送り出したのは、悲運の二冠馬
トキノミノル、初の牝馬二冠馬スウヰイスー。
こちらも代表馬トキノミノルが破傷風で死んでしまうなど、
後継種牡馬に恵まれず、現代へはブルードメアとして、
名を残すのみです。

その次には戦前の大種牡馬トウルヌソルの子、クモハタが
6年連続の首位。
自身と共に顕彰馬のメイヂヒカリなどを輩出。
その顕彰馬の血筋を持ってしても、現在にサイアーラインは
残せていないのです・・・

ここで1957年。
一旦セーブといきましょうか。
ぽちっとな。

追記-
なんか話がそれてきたような気がしますけど、書きたくなった
ので、まあしょうがなしw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 31, 2009

今年もダービー終えて。

横山典弘騎手がついにダービージョッキーになりました。
長らくダービージョッキー不在だった美浦に錦を飾って
くれましたね。
また、中央競馬でのGⅠ勝利も久々で2004年の春の
天皇賞以来です。
惜敗続きで悔しい思いもされてきた事でしょうが、一番の
大舞台で鬱憤を晴らせたかと思います。

さて、これでセイウンスカイでの皐月賞・菊花賞制覇を
合わせ、牡馬3冠ジョッキーになったわけですが、八大
競走完全制覇にはまだまだ。
牝馬の実績が足りておりませんw
あと足りないのは天皇賞・秋と牝馬の2冠(桜花賞、優駿
牝馬)。
是非とも八大競走制覇ジョッキーとして名を残して欲しい
だけに、まずは今年、天皇賞・秋を。
夏場には有力2歳牝馬にもつばつけておかないとねw

ジョッキーだけの事を書くのもなんなので、馬の事も。
ロジユニヴァース号、皐月賞で大敗したのに目を瞑れば
その他は全て勝利しているのですよね。
父・ネオユニヴァースは無敗の2冠馬でしたし、皐月賞で
負けたアンライバルドも同じネオユニヴァース産駒。
サンデーサイレンスにまたもや有力種牡馬登場かという
ところなんですが、なんとも飽和状態に輪をかけているようなw
うっかりするとGⅠ勝っただけでは国内にいられないかも
しれませんから、もっともっと頑張りましょう!

横山騎手、ロジユニヴァース号、関係者の方々、おめでとう
ございました。
次の大レース目指して頑張ってください。

追記-
そして、競馬界も新たな年度に入ります。
2歳馬のデビューが楽しみな時期ですねー。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 17, 2009

メジロはきっと充電中。

この間、境元調教師が亡くなり、サクラの冠名の事を
ちょっとだけ書きました。
この冠名、馬の苗字みたいな物で、どこの馬かすぐに
わかる反面、馬名の8文字制限の中で何文字か使って
しまう上に、どの馬がどの馬か、初心者のうちはごっちゃに
なってしまったり。
他に古参の冠名で思い浮かぶといえば、メジロにシンボリ、
トウショウあたりでしょうか。
その中で、横をふと見た時にメジロマックイーンの本が
ありましたので、メジロの事について書いてみましょうか。

サクラと同じく、最近はメジロのお名前もあまりお聞きしません。
どうなのかと思ってあらためて調べてみると、今は重賞馬が
一頭もいない状況。
重賞勝利は2006年のGⅢ・小倉大賞典(メジロマイヤー)、
GⅠ勝利となると2000年の朝日杯3歳S(メジロベイリー)まで
遡らねばならないようです。
かつてのマックイーン・パーマー・ライアンの三頭が揃っていた
頃のメジロを知っているだけに、少し寂しいですね。

日本競馬史上28頭の顕彰馬の内の一頭、メジロマックイーン。
障害帰りの異色春秋グランプリ制覇ホース、メジロパーマー。
人気はNo1、鞍上と魅力たっぷり、メジロライアン。
何せこの3頭でGⅠ7勝、GⅡ9勝、GⅢ2勝、合計18勝。
3年連続入れ替わり立ち代り宝塚記念制覇など、まさに
メジロの天下といった頃でした。
十年、二十年に一度、GⅠの重いところを勝つ馬を出すのが
やっとという牧場が多い中、これは正月と盆と暮れと一緒に
きたようなものですw(社台除く)

三頭が繁殖に入って。
マックイーンは重賞馬を出したものの早世。
パーマーもあまり成績は芳しい物ではありませんですでに
引退。
ですが、それを補って余りある馬達をライアンが送り出しました。
天皇賞馬メジロブライトと牝馬のGⅠ最多勝5勝馬メジロ
ドーベル。
またもやメジロに確変の時期が訪れたわけです。
さすがに、2度もこう、集中的に名馬を出したんでは、バランス
的にしばらく勝てなくなっちゃう気がします^^;

GⅠ(+八大競走、除障害)級メジロ冠名馬。
メジロアサマ 1970天皇賞(秋)
メジロムサシ 1971天皇賞(春)、宝塚記念
メジロティターン 1982天皇賞(秋)
メジロラモーヌ 1986桜花賞、優駿牝馬、エ女王杯
メジロデュレン 1986菊花賞 1987有馬記念
メジロマックイーン 1990菊花賞 1991天皇賞(春) 1992
天皇賞(春) 1993宝塚記念
メジロライアン 1991宝塚記念
メジロパーマー 1992宝塚記念、有馬記念
メジロドーベル 1996阪神3歳牝馬S 1997優駿牝馬、秋華賞
1998エ女王杯、1999エ女王杯
メジロブライト 1998天皇賞(春)
メジロベイリー 2000朝日杯3歳S

さあ、そろそろ、GⅠ馬出してもいい頃ですよ、メジロさん。
鞍上に武騎手、横山騎手でも乗せて、久々にGⅠ取りに
いってもらいたいですね。

追記-
新しい血統もつけているのですが、今のところ空回りと
いうところなのかもしれません。
在来の牝系が重いのかな・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 12, 2009

サクラ全盛期も遠くなりにけり。

美浦の名物調教師であった、境勝太郎氏が亡くなりました。
何時までも、元気でいそうな方でしたので、本当に突然と
いうか、びっくりしました・・・

私が足しげく競馬場に通っていた頃、サクラの冠名の
馬たちが今よりももっと元気で、条件戦でも随分と
お世話になった気がします。
境調教師-小島騎手-さくらコマースが一体となって、
重賞の常連だった頃のお話。
境調教師も小島騎手も「吹く」人だったので、そのコメントも
面白おかしく、当時の競馬の楽しみの一つでした。
よく「吹いた馬は消し」なんて言われてましたけど、それでも
買って本当に負けちゃったなんてこともありましたっけね^^;

長距離でサクラローレル、中距離でサクラチトセオー、
短距離でサクラバクシンオー。
どの馬も本当に強かったです。
三頭とも豪脚ってイメージがあります。
好位置につけて、すっと抜け出すというより、ばっと逃げる、
どどっと追い込む。
不器用でも人々を魅了する、そんな馬を送り出した方でした。

おりしも、今日は"桜"花賞の日でした。
サクラに送られて逝くなんてなんともドラマチックです・・・
謹んでご冥福をお祈りいたします。

追記-
私が競馬を覗き見る程度になってから競馬界も随分、
顔ぶれが代わりました。
死去や引退で、知ってる競馬の顔が減っていくのは寂しい・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 06, 2009

ウオッカが年度代表馬に選出。

その年に一番活躍した馬を祭り上げようという年度代表馬。
今年も発表されましたです。
もちろん、去年の年度代表馬なわけですけどね。
その馬の名前は「ウオッカ」!
牝馬の活躍する去年のJRA競走の中で、GⅠ2勝を認められ、
見事その名誉に浴しました。

でも一部からは異論が。
有馬記念を制したダイワスカーレットがいるじゃないか、と。
しかも、去年も連対率10割、ほぼパーフェクトな成績です。
牝馬としても有馬記念制覇は37年ぶりで押す声が強いのも
わからないではありません。
しかし、やはり、春シーズン1勝(GⅡ大阪杯)、秋シーズン
1勝(GⅠ有馬記念)2着1回(GⅠ天皇賞秋)では物足り
なかったうえに、天皇賞ではそのウオッカに負けています。
ウオッカはその成績こそ、連対率10割には劣るものの、
シーズンを通して堅実な成績を残してきました。
まあ、今回の受賞は当然でしょう。

ところで、年度代表馬、ここのところは当年の成績は
どうだったのか。
気になったので調べてみました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/JRA賞
こちらを参考にすると、やはり、GⅠ2勝が最低限のライン。
例外で1993年のビワハヤヒデが菊花賞のみ、1997年の
エアグルーヴが天皇賞・秋のみで受賞しています。

1993年のビワハヤヒデ。
私も彼の馬の堅実さはよく知ってるつもりですが、この年は
牝馬2冠馬のベガ、去年のウオッカと同じ安田記念と
天皇賞・秋を制したヤマニンゼファーがおりました。
両馬とも取りこぼしと掲示板を外すレースはありましたが、
GⅠ2勝は大きいかと思います。
それよりもビワハヤヒデの連対率10割、菊花賞制覇に
皐月賞・東京優駿・有馬記念の2着がひょうかされたと
いうことでしょうか。
去年もダイワスカーレットがGⅠで勝利とはいかずとも、
2着を続けていれば評価は変わっていたかも。

1997年のエアグルーヴの方はちょっと微妙な位置。
複勝率10割ながら、勝利は天皇賞・秋。
この勝利は快挙ではありましたが、続くジャパンCを2着、
最後の有馬記念を3着で終えました。
しかし、同年に皐月賞・東京優駿勝ちのサニーブライアン、
連対率10割、マイルチャンピオンシップとスプリンターズSを
連覇したタイキシャトルがいるのです。
タイキシャトルは翌年年度代表馬となり、顕彰馬とまで
なりますが、やはり春シーズンがOPまでだったことが
響いたか。
サニーブライアンの方はダービー制覇後に引退して
しまったのがマイナスだったのでしょう。

結論から言えば、やはりダイワスカーレットは1年通して
コンスタントに活躍できなかったのが痛いですね。
今年、いかに巻き返すかが注目でしょう。
ウオッカはまだ史上5頭しかなしえていない2年連続
年度代表馬に挑戦です。
(シンザン、シンボリルドルフ、ホウヨウボーイ、シンボリ
クリスエス、ディープインパクト。他にスピードシンボリが
2年空けて2回)
これはウオッカにしか挑戦できませんからねw

本年も見ごたえのある名勝負に期待しましょう!

追記-
ダイワにしてみれば特別賞ももらえなかったのはちょっと
悲しいとこでしょうかね・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 28, 2008

牡馬ももちっとがんばろー!

今年も大一番の有馬記念が行われ、中山競馬場が
沸いたようですね。
勝ったのは連帯率10割を誇るダイワスカーレット。
女傑襲名といったところで、1971年の第16回有馬記念
以来37年ぶりの牝馬優勝場の誕生となりました。
近年は天皇賞(秋)だの東京優駿だの牝馬が頑張って
いますね。
今年も天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップと牝馬が
牡馬との混合戦を制して戴冠しました。
マイルチャンピオンシップのブルーメンブラットも牝馬制覇は
14年ぶり。
天皇賞(秋)も最近はエアグルーヴ、ヘヴンリーロマンスと
牝馬制覇は珍しくなくなったものの、ウオッカは東京優駿に
続く制覇で、牡馬でさえ、この2レース制覇できる馬は
そうはおりません。
牝馬の活躍に乾杯。

それと同時に、牡馬はもうちょっと頑張って欲しいもの。
東京優駿、天皇賞(秋)、そして今回の有馬記念。
どのレースもGⅠレースの中でも格の高い日本最高峰の
レースばかり。
必然的に種牡馬選定の際は大きなポイントとなるでしょう。
このレースをことごとく牝馬に奪われていたのでは、
引退後が思いやられます・・・
もっとも、このレースを勝ったといっても、さらに血統面で
光る物が無いと、なかなか花嫁は集まらないのですが、
少なくとも、マイナスにはならないですからね^^;

中央競馬も今年の開催は終わり。
すぐに来年の競馬が始まります。
来年は海外のレースをばんばん勝てるような馬が出現
して欲しいものですね。
まずは、国内の大レースを勝っているGⅠ馬の遠征を
期待しましょうか。

追記-
そういえば、メイショウサムソンの引退式もあるのでした。
見にいこうかどうか迷いますね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 12, 2008

ダイタクヘリオス死す。

ああ、もうそんな歳になったのかと思う一件。
ダイタクヘリオス(21)が亡くなってしまったというニュースを
2chで見つけました。
私の好きなトウカイテイオーとも一緒に走っていた世代。
というか、1992年の天皇賞・秋では休み明けのテイオーが
半ば暴走した形でこのダイタクヘリオスとともに先頭を行く
メジロパーマーを追っかける形になり惨敗。
今となっては苦笑させられるレースですが、懐かしくも思います。

テイオーとは他にも因縁があって、テイオーの父、シンボリ
ルドルフとヘリオスの父、ビゼンニシキはライバル同士。
クラシックを競い合った仲でもあります。
血統的には近しい間でもあります。
ヘリオスの5代前のClarionとテイオーの4代前のMy Babuの
父が共にDjebelなのです。
遡ればトウルビヨンやヘロドを辿り、やがてはバイアリーターク
という、三大始祖に行き着きます。
今では傍流となってしまった血統で、少々貴重なのですが、
いよいよ、日本でも後継種牡馬が数少なくなってきました・・・
何でも、ヘリオスは今年8月に種牡馬を引退していたとの事。
自分で自分の役目が終わったのを知っていたのでしょうかね。
そんなところで賢くなくたっていいのに・・・

天国で一緒に走ったダイイチルビーと仲良くしてください。
どうか、やすらかに。

追記-
マックイーンとダイタクヘリオスに旅立たれたテイオーの
責任はさらに重くなりました。
SS系打倒に頑張らねば・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 30, 2008

韓国馬初遠征を聞いて。

一頭の韓国馬の、韓国競馬史上初の海外遠征が終了
したそうです。
Pick me up号。
遠征先はアメリカ。
3戦して最下位、最下位、ブービー。
最後のレースも、最下位だった馬はアクシデントがあって、
レースにならなかったようですから、普通に走っていたら、
最下位は入れ替わっていたかもしれませんね。

私はこの結果を笑うつもりはありません。
でも、少々腹立たしいというかなんというか・・・
この馬、韓国国内でも40戦7勝で3着をほとんど外さない
堅実派。
"トップクラス"ではあるそうですが、それは決して"トップ"では
ないという事。
チラッと見れば、国内のGⅢですら勝っていない。
なぜ、韓国側はトップを送り出さなかったのか。

今を遡る事、50年、日本は同じく一頭の馬をアメリカに
送り出しました。
ハクチカラ。
32戦20勝、勝ち鞍の中に東京優駿、天皇賞、有馬記念の
ある、当時の日本最強馬といっていい存在だったでしょう。
掲示板だって1回しか外しちゃいません。
鞍上には当時の第一人者、保田隆芳騎手。
このハクチカラをもって、日本競馬ここにありと、乗り込んで
いった訳ですが、初戦の一般競争で最下位、続くレースでも
最下位と、まったく良いところなし。
その後3戦も何頭かに先着するものの、日本国内での
強さとは似ても似つかなかったことでしょう。
保田騎手もここで帰国の途につき、鞍上は現地の騎手に
乗り代わり。
ここから今回の韓国と違ったところ。
ハクチカラは日本へと帰らず、ここから1年弱、レースを
続けます。
翌年の2月には49.5Kgの軽ハンデを生かし、ワシントン
バースデイHという重賞を制覇。
もちろん、これは日本馬の海外重賞髪制覇であり、当時
賞金世界一を記録していたラウンドテーブルをも破っています。
(ラウンドテーブルが故障で最下位だったせいもありますが)
保田騎手にしても、無為にこの騎乗を過ごしたのではなく、
日本へとモンキースタイルという騎乗法を持ち帰り、それを
広めたという功績を残しています。
このハクチカラの後もスピードシンボリ、タケシバオー、
シンボリルドルフら、超一流馬がその壁を乗り越えようと、
次々と海外に飛び立ち、失意を持ち帰ってきました。
国内では次々と海外の血を入れ、調教技術にも工夫を重ね、
それが実を結んだのは1990年代に入ってからです。
まずは地元のジャパンカップで毎年のように勝てるようになり、
今では海外のレースもコンスタントに勝てるようになって
きました。
それこそ、トップでなくても、勝てそうなレースを勝てそうな
馬で。

しかし、今回の韓国産馬の遠征はこういった必死さが
足りなかった気がします。
トップが大敗するのが恐ろしかったのか、馬主がうんと
言わなかったのか。
いずれにせよ、中途半端な物見にもならぬ遠征だった気が
してなりません。
国際化を目指す、韓国競馬界。
50年後には世界の一流国となっているのでしょうか。
あ、日本もまだ一流とは言い切れませんけどねw

追記-
賞金的には恵まれず、中央競馬の二軍的にもとられている
地方競馬からも国際G1馬が出るのですから、隔世の感は
あります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 28, 2008

そろそろ凱旋門賞。

いよいよ秋のGⅠシーズンに突入。
先日、競馬に興味が戻らないと書いたのですが、中山開催で
うちの周りの道も混んでいますので、否が応でも開催中と
思い知らされるわけです^^;
土日はなるべく、車で買い物に行かないことを心掛けていますw

さて、このGⅠ、何も日本だけで行われているわけでなく、
この時期は海外でも大レースが行われます。
直接的にいえば、フランスで凱旋門賞、アメリカでブリーダーズC。
ブリーダーズカップにもターフというレースがあって、芝ではあるの
ですが、日本馬が目指すのは大体、凱旋門賞の方。
ブリーダーズC・ターフの方が芝が軽く、日本調教馬には合って
いると思うのですが、やっぱり凱旋門賞の方が歴史と格があると
いうことなんでしょう。
今年もその名誉目指して日本の一頭の駿馬が参戦。
メイショウサムソン号です。

ただ、少し心配なのは、今年に入ってからメイショウサムソンの
成績がいまいちな事。
春の最初に使ったトライアル、産經大阪杯で惨敗、続く天皇賞春、
宝塚記念でもアタマ差で勝利を逃しています。
つまり、今年0勝。
去年、天皇賞を春秋連覇した時の力がまだ残っているか、それに
凱旋門賞制覇は掛かっているといえましょう。
個人的にはもう残っていないと思いますけど・・・
去年の凱旋門賞挑戦だったらと思うと残念でなりません。
恨めしきは流行性感冒ですね・・・

でも、ここは一つ、頑張って季節外れの金メダル追加といきたいもの。
今年は日本馬の遠征もあまり調子よくありませんから、ここで
調子回復となって欲しいですね。
冬には香港国際競争もありますので。

凱旋門賞は10月5日。
テレビの前に今から座布団抱えて正座です!(ぇ

追記-
馬の調子もさることながら、鞍上の武豊騎手の調子がどうも・・・
今年まだ、中央の重賞2勝なのです・・・(地方は4勝)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 19, 2008

秋競馬になっても興味が戻りません。

今年はどうした事か、まったく競馬熱が上がらないw
この時期は毎年同じようなものな気がするのですが、それに
しても新馬戦にもまったく興味がいかないくらいで、競馬の方に
気を遣っていなかったせいか、春のGⅠ戦線の勝ち馬も全くと
言っていいほど思い出せません。
これはかなり深刻な気がします^^;

思うに、去年まではトウカイカムカムがいて、淡いながらも
GⅠ制覇の期待を持って細かくチェックしていたからかと。
どんな相手がいるのかわからなければ、勝てるかどうか
判断も出来ませんからね。
また、トウカイオスカーも去年暮れに連勝し、今年の春シーズンは
ヴィクトリアマイルに出走。
期待を持ったものの、今ひとつな成績でそのまま休養。
つまるところ、私の競馬応援の核となるトウカイテイオー産駒の
期待馬が夏競馬に不在だったからに他ならないのです。
トウカイテイオー産駒なら全馬応援できるといいのですが、
見ていてストレス溜まってしまうと、胃に来る性質でして・・・

それなら新馬で期待の一頭をといきたい所ですが、テイオー産駒、
能力ある子はともかく、どちらかというと中・長距離くらいの方が
適しているようで、新馬戦は短いように感じます。
三頭のGⅠ馬は全部マイルなんですけどねw
一つ、連勝でもして、来年に期待の持てる子でも出てくれば
競馬に再び目が向くのですが・・・

うん、フジテレビの某競馬番組が競馬の興味を削ぐのにかなりの
アシストを果たしたのは内緒にしておきましょう・・・
あれははっきり言って改悪だと思います。

まともな競馬番組で応援する馬が出てくれば、きっと!
早くそんな日がきて欲しいものですw

追記-
中山競馬場開催ですから、ちょっと気分転換に見にでも行って
みれば変わるかもしれませんけどねー。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 02, 2008

ダービージョッキー。

6月になり、早くも入梅。
冬仕様の厚掛けの布団を取ったところ、寒い寒い。
しょうがないのでもう一度掛け直した次第。
まだまだじめじめしている感じはしませんけれども、とにかく室温が寒い。
食べ物も傷み易い季節ですし、体調管理には気をつけたいですね。

さて、今年もダービーが終わり、競馬界は新たな一年に入る事になります。
勝ったのは四位騎手騎乗のディープスカイ。
良い脚を見せての快勝で、今後が期待されます。
しかし、サンデーサイレンス系の勢いは衰えませんねぇ。
アグネスタキオンも順調にGⅠ馬を輩出し続けていますし、サンデー種牡馬
筆頭も狙える位置につけようとしています。
何時までもSS系ばかりじゃ困るんですけどねw

話題になってると言えばレース後の四位騎手のインタビュー。
野次にインタビュー中なのも忘れて怒鳴り返してしまいました。
確かに怒るのはわかるんですけど、ダービージョッキーの立場というか
地位をわきまえてないとダメです。
連覇した事で大した事ないと思ってるのかもしれませんが、騎手であれば
誰もがなりたく思うのがダービージョッキー。
全ての騎手の模範とならなくてはいけないくらいだと思います。
野次に脊髄反射したのはちょっとまずかったなぁと。
JRA側は庇う旨のコメントを出しましたが、マナーの悪い客を制するのは
騎手の仕事ではなく、警備員の仕事。
それに「うるせぇよ」はないでしょう。

まだ若いですから、これからに期待するとしましょうか。
そういいつつ、私よりも年上なんですけどねw

追記-
NHKマイルの時もガッツポーズしていて馬から振り落とされるなど、少々
軽率な行動が目立つような気がするのは気のせいでしょうか・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 01, 2008

日本馬、米クラシックへの挑戦。

日本の馬が海外で勝利するというのは並大抵の事じゃありません。
もちろん、昔のように出れば即惨敗というわけではなく、勝ち負けまで
出来るレベルにはなりましたが、それでも長距離の輸送で体調管理も
難しく、また、馬も騎手も初めてのコースで強豪馬と戦う事になるなど
不利も大きいのです。
それは海外馬が日本にやってくる時も同じですが、遠征慣れは向こうの
方が上ですからね。

そんな不利の中、さらに過酷な条件の中でアメリカの有名G1に参戦を
果たす若駒が現れました。
美浦の藤沢厩舎に所属するカジノドライヴです。
現3歳馬で、日本調教馬のこの時期の遠征は非情に珍しい事です。
しかも、芝のレースがメインの日本馬が海外のダート重賞に出ると
いうのも珍しい事。
精神的に逞しくなった古馬でさえ、海外遠征は難しいところ、関東の
名伯楽藤沢調教師の手腕が試されますね。

このカジノドライヴ、デビュー戦を2着以下大差でちぎって優勝(2.3秒差)、
それだけではなく、この馬の上、兄と姉がそれぞれ、今回の目標レース
ベルモントステークスを勝っているのだとか。
(2006/Jazil 父:Seeking the Gold、2007/Rags to Riches 父:A.P.Indy)
さてはて、3年連続兄姉弟での制覇なるか。
なれば凄い記録ではあります。
期待して遠征させちゃう気持ちもわからないではないですねw

まずは前哨戦のピーターパンステークス・G2。
ここでつまずくようでは米3歳クラシックの一角、ベルモントステークス
攻略などは夢のまた夢。
日本とはダートの質が違うといわれる同地で、デビュー戦通りの実力を
発揮できるか。
頑張って賢兄愚弟なんて言われないようにしてくださいね^^;
レースは10日の予定です。

追記-
京都競馬場で行われる天皇賞にも親子4代制覇という偉業がかかって
います。
頑張れ、ホクトスルタン!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 15, 2008

12冠の期待に応えられるか。

ネットをさらっと流し見ていたら、ディープインパクトとメジロドーベルの
間に牡馬が生まれたとのニュースを知りました。
さっそく、2chでスレを探してみると、そこには私と同じ感想がいっぱい。
「メジロリベーラの再来か?」
ああ、誰しもそう思うんだなぁと納得してしまった次第w

メジロリベーラというのは、もう20年近く前の1990年、「皇帝」シンボリ
ルドルフと「牝馬三冠馬」メジロラモーヌという三冠馬同士、合計10冠
(シンボリルドルフ/皐月賞、東京優駿、菊花賞、有馬記念、天皇賞・春
ジャパンC、有馬記念、メジロラモーヌ/桜花賞、優駿牝馬、エリザベス
女王杯)カップルの子として生まれたものの、未勝利に終わった馬の事。
名競走馬と名競走馬の子が同じく走るとは限らないのがこの世界。
もちろん、走る確率は高い(とされている)ので、こういう配合をするの
ですけれども。

さて、今度は合わせて12冠(ディープインパクト/皐月賞、東京優駿、
菊花賞、天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念、メジロドーベル/
阪神3歳牝馬S、優駿牝馬、秋華賞、エリザベス女王杯2回)の子、
しかもリベーラと違い牡馬です。
さて、問題は成功するのかどうか。
これは言い辛いのですが、トウカイテイオーだけしかGⅠ馬を出せなかった
シンボリルドルフと、自身はまだわからないものの、父のサンデー
サイレンスを見てみるとGⅠ馬を数多く排出していて、その子種牡馬も
GⅠを輩出する事に多くが成功しています。
(フジキセキが5頭11勝、タヤスツヨシが2頭3勝、ジェニュインが1頭1勝、
バブルガムフェローが1頭1勝、ダンスインザダークが3頭4勝、ステイ
ゴールドが1頭1勝、スペシャルウィークが1頭2勝、アドマイヤベガが
1頭1勝、アグネスタキオンが2頭4勝)
ディープがこの通りにいくとは限らないのですが、可能性は少しは
高そうな気がしますね。

まあ、実際に走ってみないとわからないというのが本当のところですが。
まずは競走馬として出走できるかどうか、そこからですね。
生産馬の半分は出走できずに終わるとか、昔聞いた覚えがありますし。
父母の12冠の名に恥じぬ活躍ができるよう、願っております。

追記-
メジロリベーラもリンドシェーバーとの間に娘をなし、その娘、メジロ
レーマーが川崎記念馬のフィールドルージュを出しました。
まったくの無駄ではなかったわけです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 04, 2008

親子3代天皇賞制覇へ(但し騎手)。

関東を代表するジョッキーに横山典弘騎手がいます。
去年までで関東リーディング3回、GⅠを17勝していて、今年、18勝目の
川崎記念勝ちをしたところですね。
また、長距離戦に滅法強く、人気薄でも2着に持ってくることで有名でも
ありますw
もうちょっと欲深く1着でもいいと思うのですがねぇ・・・
それでも頼りにすればきっちり応えてくれるのですけれども。
コンビとして思い出に残るのはメジロライアン、セイウンスカイあたり。
ライアンは私が競馬を始めた頃に走っていたのですが、それはもう惜しい
走りばかりで・・・w

ところで、典弘騎手の父親もかつての名騎手で横山富雄現調教助手。
親子二代にわたってメジロの主戦ジョッキーを務めていて、メジロムサシで
GⅠ級も勝っています。
また、珍しく、平地障害なんでもござれで、中山大障害も勝っています。
今ではなかなか兼用で乗る人少ないですからね。

さて、この親子二代が三代になりそうです。
典弘騎手の長男、和生さんがJRAの競馬学校に入学、御年15歳。
お父さん25歳の時の子供ですが、もう典弘騎手も40歳なのですね。
何時までも美浦の若大将だと思ってたのですが、当たり前のように
年月は過ぎていくわけで。
そのうち、親子でレースという姿も見れることでしょう。
1年でも長く、そういう景色が競馬場で見られるよう、期待したいですねー。
願わくば、親子でリーディング争いをw

目指す騎手は「武豊」というのはご愛嬌という事で・・・
冗談でも「父です」くらい言いたまえよ^^;

追記-
もちろん、関東に配属されなくては。
目指す騎手と一緒の栗東行きを決断してはダメですw

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 30, 2008

日本ダート馬の道険しき。

日本のダート最強馬、ヴァーミリアンがダートの最高峰ドバイワールドCで
予想もせぬ最下位に終わりました。
しかも、勝ち馬から40馬身ほど差をつけられた完敗です。
6馬身で1秒なんていわれますから、6.5秒ってところでしょうか。
日本ではこれほど離されて負けたことはありません。

もっとも、去年のドバイでも15馬身ほど離されての7頭中4着。
普通に考えれば、日本のダート最強馬であっても、世界ではまったく
通用しないという事なのでしょう。
なにせ、ダート路線が整備されてきているとはいえ、まだまだ芝で通用
しなかったものの流れつく場がダート。
うっかり芝の一線級が出走してきたならば、ダート大将の首が討ち取られ
ようレベルなのです。

元々、日本のダート路線は海外馬と揉まれるように出来ていません。
GⅠがフェブラリーS、ジャパンCダート、GⅡがなんと東海Sのみ、
GⅢは8レースあるものの、いまだ、GⅠ前哨戦を含め、海外馬の出走は
ありません。
GⅠの前哨戦をGⅡにし、賞金を増やしても海外馬が来るか、微妙な
ところなのにこれではね。
現状、芝でも招待費用付きか、海外とのシリーズ戦でもなければ海外馬は
出走してきませんが、それでもその分、日本馬が海外参戦する事が
多いですからね。

ヴァーミリアンの敗戦は日本のダートが遅れている事を再認識させる
ものだったかもしれません。
まあ、芝中心の競馬ですからそれでもいいのですが、遠征に出す以上、
勝負になるとこは見たいですから、JRAも知恵を絞って頂きたいですね。
海外滞在馬に補助費用出すとか・・・

一応、ヴァーミリアンを叩きたいがために書いた記事でない事を付け
加えておきます。
関係者の皆様とヴァーミリアン号はお疲れ様でした。
気をつけて帰ってきてくださいね。

追記-
日本馬で唯一、海外のダート重賞を勝ったのがユートピアでしたが、
ゴドルフィンに売ってしまったのですよねー・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 18, 2008

競馬新聞の一紙、休刊。

競馬場周辺に限らずとも、コンビニや駅の売店、はてはそのあたりの
雑貨屋さんにいっても置いてある競馬新聞。
その競馬新聞の発行元の一社がひっそりと幕を下ろしました。
ホースニュース馬
かつて、亡くなられた競馬予想の神様大川慶次郎さんや胡散臭い
穴予想でお馴染み(失礼)の阿部幸太郎さんが所属し、井崎脩五郎さんの
予想が読めることが売りだった馬。
しかしというか、やはりというか、競馬新聞も安価なスポーツ紙に押され、
どこも経営が厳しいのでしょうね。
値段は4倍ほどしますが、スポーツ紙も情報は変わらなくなってきて
いますし、他の情報も読めます。
馬柱くらいならネットでも見れる時代。
競馬新聞が苦しくて値段をあげようっていった所で、ファンだってそんなに
ぽんぽんとお金を出せるわけもありません。
130円分スポーツ紙に回して、後の400円は予想した馬券にって思うのが
普通なんですよね。
私は、よほど好きな馬が大レースに出た時は買っちゃう事もありますけど。

競馬場の風景も大分変わり、なんだか騎手のおっかけみたいな方々が
幅を利かす時代になっちゃいまして、そういう人たちには競馬新聞なんて
無用の長物。
馬券の売上げ自体も下がる一方だと聞きますしね・・・
これが競馬新聞廃刊の囁矢とならねば良いのですが。
戦後すぐに創刊されたという「馬」。
63年続いた名物競馬新聞の終わりは、競馬という産業の先の不透明さを
感じさせているようで、ちょっと悲しいです・・・

追記-
私がたまに買ってるのは勝馬。
大丈夫かなぁと心配しております・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 14, 2008

地方競馬からまた一人。

今年もそろそろ、中央競馬の人材の入れ替わる時期がきました。
定年になった調教師の(というより馬房の)枠を争い、新人調教師が
デビュー。
この調教師、他からの仕事、騎手や助手からなる事が多く、したがって
騎手の引退などもこの時期。
そうなると今度は騎手が減っていくわけですが、それに合わせ白井市の
騎手学校から新米騎手たちがデビューします。
しかし、ここしばらく、この時期、中央競馬でデビューする騎手の中に
おじさんが交じっている事が多いのですw
地方競馬からの移籍。

日本では中央競馬と地方競馬という別の組織の運営する競馬があり、
交流はあるものの、普段からの人材の融通などはありません。
中央の騎手が地方で、地方の騎手が中央で乗る際には申請が必要
ですし、それぞれの所属場がもう片方の主催するレースに分け隔てなく
出走できるわけでもありません。
色々と面倒な事です。

同じようなレース体系、運営する人材で行われていても、両者には
とてつもなく大きな収入格差が生まれます。
地方競馬のトップクラスの騎手よりも中央競馬のちょっとした中堅騎手の
方が稼いでるなんてままあるわけ。
大リーグと日本野球の差みたいなものでしょうか。
当然、中央へ移籍しようとする騎手が後を絶たないわけ。
だから、競馬学校出の新人くんたちに交じっておじさんたちが乗り出すとw

今年、南関東のトップジョッキー、内田博幸騎手がJRAの試験に合格、
中央でのデビューを果たします。
中央競馬だけ見ていれば歓迎するべき事ではあるのですが、その分、
南関東は寂しくなりますね。
地方競馬はどこも経営が厳しく、人気のネタが減る事は大きな痛手。
南関東の競馬は安定していて、今すぐどうのこうのというわけでは
ありませんが、大部分の地方競馬は賞金も削られたり、先行きが
不透明で人材流出に歯止めがかかりません。

先人たちの実績、安藤勝、岩田(敬称略)らの活躍を見ても、内田騎手の
活躍は間違いないでしょう。
地方で培われたその技、地方競馬出身の騎手として、誇りを持って
乗る事が、何よりの恩返しなのだと思います。
そのまま、関東に拠点を置くようなので、見る機会もありそうでちょっと
楽しみですね。
頑張れ、内田騎手!

追記-
関東のジョッキーも気を引き締めていかないと、移籍騎手にいきなり
リーディングもってかれることになりかねませんw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 23, 2007

今年の中央競馬を振り返る?

今年もJRA・日本中央競馬会の最後を飾る第52回有馬記念が行われました。
父が中山競馬場への入場券を貰ってきたらしく、私は寒いので行かないと
言ったのですが、券が勿体無いからとわざわざ使いに行ったのです。
バス代がかかってるので、使わない方が安上がりだと思うのですが、
競馬場に余り行った事のない父ですから、物見がてら行ったという所でしょう。
ちなみにせっかくだからと馬券の予想を頼まれ、5点ほど馬連を買ったの
ですが、皆さんご存じの通り、大荒れでこちらの予想も外れ。

さて、その大荒れの主役となったのがマツリダゴッホ。
勝ってみるとなるほど、中山ではよく走っていますし、血統もばっちり。
その中山専用馬がGⅠで通用するほどだとは私含め、皆さん思わなかったの
でしょうが、するすると抜け出してグランプリをゲット。
ですがこれからが大変ですねー。
下手な成績を残せばやはりフロックだったかと叩かれますし、有馬記念馬が
乗馬という事にも。
上手く種牡馬になれたとしても、サンデーサイレンスの仔などいくらでも
いるわけでして、海外輸出の憂き目に遭ったりするかもしれません。
これからも活躍しなくてはなりませんね。

さて、JRA国際グレード元年となりました今年、この有馬記念を含めて、
GⅠ12、GⅡ16、GⅢ31のレースが外国馬の出走可能となっていました。
が、蓋を開けてみると、外国馬の参戦があったのはわずか4レース。
(安田記念4、マイルチャンピオンシップ1、ジャパンC4、ジャパンCダート3)
しかも上記の通り、GⅠのマイル2戦はともかく、ジャパンCとダートは
日本側から招待して費用まで持つ競走。
費用持ち無しだったらジャパンCに外国馬は来てくれるでしょうか。
まあ、来ないのは外国馬の勝手で、日本馴染みのメンバーでやるので
私は構わないと思いますが、国際グレードが名ばかりという気もしますねw
外国人騎手は来日してお金を稼いでいきますが、馬は来ないという状況で
ちょっといびつな状態かなと。
外国人馬主が承認されればこれも解消されるのでしょうが、そうなれば
今までの脅威どころじゃなくなりますね^^;

来年の競馬はどうなるのでしょう。
願わくば、日本の馬が世界のレースを席巻する一年でありますように。

追記-
で、トウカイテイオーの後継ぎが誕生する年でもありますように。
古馬の重いところ取れるといいなぁw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 15, 2007

サンデーサイレンス重賞300勝。

今日の愛知杯、サンデーサイレンス産駒のディアデラノビアが勝ちました。
重賞勝ち馬を並べていくと、その父にぞろぞろ出てくるサンデーサイレンス
ですが、これが重賞300勝目だとか。
まあ、よく見かけるわけだと納得。
2位はというとヒンドスタンの113勝だとの事。
サンデーサイレンスも02年に亡くなっていて、今後重賞勝ちは余り伸び
無さそうですが、ほぼトリプルスコアってところ(大雑把すぎましょうか)。

ヒンドスタンといえばシンザンなどの父で、日本競馬史に残る大種牡馬。
それをもってしても1/3とは、サンデーサイレンスは凄いんだなぁ。
いや、でもちょっと待ってみましょう。
当時はそんなに重賞戦線が整ってはいなかったはず。
グレード制もまだ施行前ですし、今も残るレースでも重要度がまるで違う。
例えば、これは直接関係はありませんが、スプリント・マイル戦線など
当時は省みられる事無く、後のGⅠ、スプリンターズSが1984年にグレード
格付けされたときはGⅢにしかなりませんでした。
わざわざ狙いに行くものじゃなかったと、そんな感覚でしょうか。
そこで、当時も権威があった8大競走の獲得数で争ってみましょう。
8大競走とは、皐月賞・東京優駿・菊花賞・桜花賞・優駿牝馬・天皇賞春・秋・
有馬記念の事を指します。
さて、どちらが多いのか。
・ヒンドスタン
・・ヤマニンモアー 1961天皇賞(春)
・・シンツバメ 1961皐月賞
・・スギヒメ 1961桜花賞
・・ハクシヨウ 1961東京優駿
・・ケンホウ 1962桜花賞
・・オーハヤブサ 1962優駿牝馬
・・ヒカルポーラ 1964天皇賞(春)
・・リユウフオーレル 1963有馬記念
・・ヤマトキヨウダイ 1964天皇賞(秋) 1964有馬記念
・・シンザン 1964皐月賞 1964東京優駿 1964菊花賞 1965天皇賞(秋) 1965有馬記念
・・ダイコーター 1965菊花賞
・・アサカオー 1968菊花賞
・・ワイルドモア 1969皐月賞

・サンデーサイレンス
・・バブルガムフェロー 1996天皇賞(秋)
・・イシノサンデー 1996皐月賞
・・ダンスインザダーク 1996菊花賞
・・スペシャルウィーク 1998東京優駿 1999天皇賞(春) 1999天皇賞(秋)
・・アドマイヤヤベガ 1999東京優駿
・・エアシャカール 2000皐月賞 2000菊花賞
・・アグネスフライト 2000東京優駿
・・チアズグレイス 2000桜花賞
・・マンハッタンカフェ 2001菊花賞 2001有馬記念 2002天皇賞(春)
・・アグネスタキオン 2001皐月賞
・・ヘヴンリーロマンス 2005天皇賞(秋)
・・ゼンノロブロイ 2004天皇賞(秋) 2004有馬記念
・・スティルインラブ 2003桜花賞 2003優駿牝馬
・・ネオユニヴァース 2003皐月賞 2003東京優駿
・・ダイワメジャー 2004皐月賞 2006天皇賞(秋)
・・ダンスインザムード 2004桜花賞
・・ハーツクライ 2005有馬記念
・・スズカマンボ 2005天皇賞(春)
・・ダイワエルシエーロ 2004優駿牝馬
・・ディープインパクト 2005皐月賞 2005東京優駿 2005菊花賞 2006天皇賞(春) 2006有馬記念

18対33。
昔は天皇賞勝ち抜け制度があったので、スペシャルウィークの天皇賞を
1回に数えても18対32。
差は縮まったものの、ここでもサンデーサイレンスの優秀さが浮き彫りに。

ちなみに、ここで何回か書いている通り、ヒンドスタンのサイヤーラインは
日本ではほぼ絶滅に近い状況。
サンデーサイレンスがこの後、サイヤーをつないでいけるかどうかは、
その子供たちにかかっています。
ヒンドスタンの子でGⅠ級を出したのはシンザンくらいのものですが、
サンデーサイレンスはもう何頭も孫にGⅠ馬を持っています。
これが何時まで続きます事やら。
血の袋小路は何時来るとも知れず、逆にその時、新たな大種牡馬が
生まれるかもしれません。
願わくば、その大種牡馬が日本に根付いた血統でありますように。

追記-
3位はノーザンテーストかブライアンズタイムあたりか。
数える気力まではもうないのであります^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 25, 2007

勝ち逃げムーン電撃引退。

今年も府中のターフの最後を飾る元祖国際レース、ジャパンカップが
行われました。
残念ながら、一番の目玉であった欧州二冠(=キングジョージ、凱旋門賞)の
ディラントーマスは検疫でダメ出しされ出走が不可能になり、多少見劣り
するメンバーとはなってしまったのですが、賑やかし程度には・・・(失礼)
ここ数年、少し後の香港国際競走に出走馬を取られ、凱旋門賞はともかく、
ブリーダーズカップからの出走は強行軍になるなど、悪条件で一流馬が
出てこなくなりつつあるジャパンカップですが、府中の2,400というコースは
何物にも変えがたいものでありまして。
来年からは前日に行われていたジャパンカップダートも阪神へ移設という事で
何らかの手を打たないと他のGⅠと同じく、有名無実の国際レースに成り
下がってしまうかもしれません。

さて、それはともかく。
見所はといえば、武豊騎乗のメイショウサムソンが天皇賞秋に続いて
ここを制するのかどうか。
それとも、コスモバルク、アドマイヤムーン、デルタブルースら、海外G1を
制覇した馬が天皇賞の借りを返すのか。
はたまた、ここ府中の2,400、ダービーを牝馬の身で勝ったウオッカ再びか。
こう書いていると、ジャパンカップというより日本一決定戦の有馬記念のようw

レースはといえば、スタート直後先行争いが厳しくなった割には流れが
落ち着き、直線コース早め抜け出したアドマイヤムーンを外目から
メイショウサムソンが追う形。
内からはこれまた海外実績のあるポップロックが追い縋りますが、ムーンを
捉え切れず。
1着アドマイヤムーン、2着ポップロック、3着メイショウサムソン。
4・5着にもウオッカ、デルタブルースと実績馬がきちんと上位を占めた、
強いものが実力通りの結果を出したレースになったと思います。
それにしても、上位4頭が33秒台の足を繰り出しているのですから、
切れる脚は必要ですねぇ。

さあ、有馬記念でアドマイヤムーンにリベンジ!
・・・というシナリオで盛り上がるのかと思いきや、ジャパンカップ勝利で
勝ち逃げ引退する事が決定。
そりゃ、国際G1に宝塚、ジャパンカップを勝ったら、有馬記念で負けるかもな
リスクは大きいでしょうけど、なんだかなぁと・・・
引退しちゃうものは仕方ありませんけど、さっさと引退な考えにはあんまり
賛同しませんです。
ファンあってのものだねで、競馬人気が落ちれば賞金出なくなっちゃいますよw
ダーレーですからそうなれば海外に戻るだけでしょうけどね。

暮れの中山開催が始まるわけで、道が混んで多少困るのですよねw
まあ、仕方ありませんけど^^;
疲れるので、やっぱり有馬記念は自宅観戦です、今年も。

追記-
金曜日、トウカイオスカーがオープン戦に出走。
しかし、何らかの気配を察知したのか騎手が追わずに後方のまま。
次走に期待ですかね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 03, 2007

武騎手3,000勝。

さて、武豊騎手がJRAでは前人未到の3,000勝を達成しました。
21年目の達成という事で、単純に計算しても年間140勝ペースでないと
積み上げられない数です。
このままいけば4,000勝到達も見れるかもしれませんね。
ご本人がインタビューに答えていた通り、1勝づつ積み上げていけばすぐ、
記録はついてくるだけの騎手ですからね。

そこでふと考えました。
この3,000勝に一番貢献した馬はどの子だろうと。
あ、いえ、たぶん一番多いのはディープインパクトでしょうから、次に貢献度の
高い子は・・・
かといって、全ての子をチェックするだけの余裕はとてもありません。
とりあえずGⅠ馬だけでもやってみようということで。
それなりの勝ち星積み上げていけば、どうしてもハンデ戦ではきつくなります。
GⅡ専用馬がいる可能性もありますが、気にしないでスタート。
馬名/武騎手騎乗勝利数(GⅠ数)/馬自身の勝利数の順で。(*付は現役)

Aディープインパクト/12(7)/12
Aマーベラスサンデー/10(1)/10
スペシャルウィーク/9(4)/10
メジロマックイーン/8(3)/12
エアグルーヴ/8(2)/9
シーキングザパール/8(2)/8
アドマイヤグルーヴ/8(2)/8
スーパークリーク/7(3)/8
アグネスワールド/7(2)/8
カネヒキリ/6(4)/8*
シャダイカグラ/6(1)/7
ゴールドアリュール/5(4)/8
ファインモーション/5(2)/8
マイネルセレクト/5(1)/10
アドマイヤムーン/5(1)/9*
バンブーメモリー/5(1)/8
ヴァーミリアン/5(1)/8
スズカフェニックス/5(1)/7*
ダンスインザダーク/5(1)/5
タイムパラドックス/4(4)/16
ベガ/4(2)/4
エアシャカール/4(2)/4
Aアドマイヤベガ/4(1)/4
ファレノプシス/3(2)/7
クロフネ/3(2)/6
ステイゴールド/3(1)/7
ビックウルフ/3(1)/7
アドマイヤホープ/3(1)/6
タニノギムレット/3(1)/5
ヤマニンパラダイス/3(1)/4
ロジック/3(1)/3
オグリキャップ/2(2)/22
イナリワン/2(2)/12
ニホンポロジュピタ/2(1)/7
スターキングマン/2(1)/7
ハートレイク/2(1)/6
トゥザビクトリー/2(1)/6
ダンスインザムード/2(1)/6
スキーパラダイス/2(1)/5
ナリタタイシン/2(1)/4
アドマイヤマックス/2(1)/4
ビリーヴ/1(1)/10
メイショウサムソン/1(1)/9*
オグリローマン/1(1)/7
ダンスパートナー/1(1)/4
インペリアルビューティー/1(1)/4

Aがついてるのは全騎乗が武騎手です。
合計194勝、うちGⅠ79勝。
2番目はマックイーンだと思ってたのですが、貢献度の高い子が2頭も上に
いました。
1/300の10勝も提供したマーベラスサンデーについては全く忘れていました^^;
逆を返せば、名も無き馬たち(失礼)による2,800以上もの勝利があってこその
記録なのですよね。
中にはサイレンススズカのような著名馬も含まれてはいますが。

まあ、これからも関東ではお手柔らかに。
あんまり馬券の相性良くありませんので、買うとこないし買わないとくるのでw
どうぞ事故にはお気をつけ下さいね。

追記-
元々アンチだったのですが、今ではそんなに。
やっぱり地方から有力ジョッキーが流れてきた事が大きいですかね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 13, 2007

ジョンヘンリー、本当に伝説へ。

アメリカの競馬史に残る英雄、ジョンヘンリーが亡くなったそうです。
32歳という、まさに大往生といってもいい死でしょう。
83戦して重賞を25勝、そのうちG1は16勝という桁外れの成績。
(ちなみに日本でのGⅠ勝利最多馬はシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、
アドマイヤドン、ディープインパクトの4頭が7勝)
しかし、ジョンヘンリーは子孫を残す事が出来ませんでした。
気性の悪さから1歳で早くも騸馬にされてしまっていたのでした。

と、付け焼刃の知識を書いたところで、これは多くのニュースが報じている事。
同じ事を書いても仕方ありませんので、私がジョンヘンリーの事を知った時の
お話でも書いておきましょうかね。
そう、あれは私が競馬をやりだして少し経った時の事でしたでしょうか。
競馬にはまってしまった私は、いろいろな書籍を貪るように読んでいたものです。
季節は秋。
何かの雑誌で、ジャパンカップの特集を組んでいたのだと記憶しています。
当時、今ほどに競馬は世界に解放されていませんで、海外の馬が見れるのは
ジャパンカップくらいのもの。
過去のレースがどうだったかをライターが書いていた中にジョンヘンリーの名が
ありました。
この時、もうすでに、とっくにジョンヘンリーは引退していたのですが、その戦績の
すごさ、それをもってしても勝てないジャパンカップの難しさを知ったものです。
日本馬も全くといっていいほど勝ってませんでしたしね。

それから十数年、今回、この訃報に接する事となりました。
8日に亡くなったというので、私が知るのは少々遅かったようですね。
同馬のいた放牧場の近くに葬られるそう・・・
今はただ、合衆国の英雄の冥福を祈るばかりです。

追記-
しかし、この馬といい、シンザンといい、本当に強い馬は頑健で長生きなのかも
しれませんね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 04, 2007

カムカム離脱で秋競馬リタイヤ・・・

秋競馬に絶望しました。
私の秋の期待馬、トウカイカムカムが屈腱炎再発で引退へ。
もう歳も歳で、治療に前回同様、1年かかる見込みだとすれば、これはやむを
得ない選択になってしまったかもしれません。

出走予定の京都大賞典を宝塚記念馬のスイープトウショウが回避。
ここで何としても賞金を加算して、秋のGⅠ戦線に参戦したいカムカムと
すれば、スイープには悪いですが、チャンス到来。
トウカイテイオースレは士気が高まっているかなと覗いてみれば・・・

今年はGI馬ストロングブラッドも引退し乗馬、今回のカムカムもたぶん、
種牡馬は無理でしょう。
今までトウカイテイオー産駒が勝ったオープン以上のレースは14勝。
その内訳を見てみると・・・
芝1,400を1勝、芝1,600を2勝、芝1,800を3勝、芝2,000を3勝、芝、2,500を1勝、
芝2,600を1勝、ダート1,500を1勝、ダート1,600を1勝、ダート1,800を1勝。
このうち、GⅠは3勝とも1,600m。
父は2,000~2,500のチャンピオンディスタンスを勝って来た本格派。
それは祖父のルドルフも同じ事で、出来ればクラッシック向きの子が出るような
中長距離馬の後継ぎが欲しいところ。
カムカムは2,500mのオープンを勝ち、GⅠもそのあたりの距離に出ていましたし、
これからも出るところだったわけで、後継争いは一層厳しくなった感じです・・・
ヤマノルドルフが2連勝で本格化かと期待されていますが、今のところ、
中山ダート1,200専用馬ですしねぇ><

カムカムお疲れ様でした。
今後がどうなるかはわかりませんが、ゆっくり休んでください。
わくわくした数々のレース、決して忘れはしません。

追記-
トウカイオスカーもいるんですけどね、牝馬はやっぱりこう・・・
後継ぎって感じじゃありませんしね・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 08, 2007

オスカーカムカムデー。

パッと目が覚めたと同時に出かける準備。
今日は中山競馬場に早くから張り付くことに決めていたのです。
中山競馬11R秋華賞トライアル紫苑Sにトウカイオスカー。
後に控えるJpn1の秋華賞の優先出走権を取るためで、レースで1、2着に
入ればどんなに賞金が少なかろうが大手を振って出走できるのです。
逆にここを落とせば、2勝馬の身としては出走がかなり厳しく、抽選にすら
潜り込めないかもしれない状態。
そして阪神競馬11R朝日チャレンジカップにトウカイカムカム。
脚部不安で休養に入ってからはや1年以上。
この秋のGⅠ戦線に安定的に出走するため、ここで本賞金を加算して
おきたいところ。
それでもまあ、長期休養明けで慣らし運転ですが、あわよくばってところw
加算が無ければぎりぎりの線で枠からはみ出て裏路線でどさ周り。
両馬とも、今後を掛けた一戦です。

さて、開催中の中山に入るのは久しぶり。
オスカーもせっかく走るのですからとデジカメ持って出かけたは良いのですが、
なにせレースまで時間があります。
かといってゆっくりくればレーシングプログラムの確保失敗という事が・・・
結局、少額でレースを楽しむ事に。
2レース、トウカイテイオーの子がエイワヒデタダが出ていたので、単勝を
100円。
・・・なんか最後方をとことことついていく馬が・・・ってビリ><
いきなり、出だし不安でしたが、当たらなくともと気楽にいく事に。
固くおさまりそうなレースは回避して狙い撃ちです。
4レース障害、初入障の馬を狙い撃ち。
500万下で走っていた実績とパドックで見た馬体、それにシンボリルドルフの
子だというのも良い。
結果、単勝100円張り込んで、1,890円の配当。
ここでオスカー、カムカムの勝負馬券1,000円づつと記念の100円づつ、
合わせて2,200円はほぼ稼げたも同然。
余裕が出来たのでひんやりした冷房に当たりつつ、館内を回ってみると、
分煙化の波が競馬場にも。
たばこを吸う部屋がボックスになっていて、その中ででなら紫煙を燻らせても
良しとなってました。
以前は確かにすごい事になってましたからね^^;
新規のファン開拓には良いかもしれません。
もっとも、たばこを燻らしてる層の方がお金使ってくれそうですが・・・

ここのところ調子が良く、ここで確勝であろうテイオー産駒ヤマノルドルフの
単勝を200円買い、トウカイオスカーのパドック撮影に。
ようやく見にいけたーという感じです。
ですが厩務員に甘えていてなかなかこっちを向いてくれないw
そんな中で取れた一枚がこれ。



取れた頃にはヤマノルドルフ勝利の報も伝わってきて、否が応でも
テンション上がりますw
ちなみにヤマノちゃんの写真がこちら。



同じ父親から生まれてもこうも違うんですねぇ・・・
なにせ600kg直前の582kg。
馬の普通の子は450~470くらいですから、かなりの大型馬ですw

ついにメインレース。
スタートダッシュが鍵なのですが、最内だけに、上手い位置から
前が詰まらないように仕掛けて欲しいもの。
スタートで出遅れなし!
これはかなりの期待とスタート地点からウイナーズサークルの方向へと
歩き出す事にしました。
・・・が、最後の直線、鞍上の後藤騎手が一瞬、腰を浮かせました・・・
一番大事なレースで審議の対象馬になってしまうとは。
パトロールフィルムでは前をばっさりカットされていましたが、その騎手に
お咎めはなし。
後方待機で最内ならこうなる事も予想できただけに、何で内を掬おうと
したのかさっぱり・・・
大外回したらまわしたで叩かれるかもしれませんけれどね。
ところ変わって阪神。
こちらは直線で一瞬、これはいけるかと思ったほどの良いレース運び。
最後はさすがにブランクを考えてかゴール前控えてしまって4着。
でも、追って3着だと複勝がつくだけに、たとえ1つの着順違いでも
最後に控えちゃうのはまずいと思うんですよね。
故障でもない限り。
私は単勝だけだったので関係はないのですが・・・

最後に落ちがつきました。
中山12Rでテイオー産駒のユウターヴェールが勝利。
人気薄で2,620円もついたのです。
買っておけばとちょっと後悔したのですが、ルドルフ2勝にテイオー2勝と
4勝も出来た一日です。
メインは取れなかったのですが、そこそこ良い気分で競馬場を後に出来ました。
帰りの自転車はへろへろでしたけれどもねー。

またそのうち、混んでない土曜日にでも行ってみようかと思います。
重賞のある日はぎゅうぎゅうづめなのでパス^^;

追記-
最近はウイナーズサークルのところで色紙差しだしてサインしてもらうんですね。
私が良く競馬場に行ってた頃には無かった気がするのですが。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 17, 2007

週末の中央競馬中止。

JRAの美浦・栗東両トレーニングセンターで突然発覚した馬インフルエンザ。
一旦はそれほど深刻ではないと判断されたのか、土日の競馬は通常通り
行われるとの発表が会議を経てなされたのですが、一転して中止に。
どうやら、予想を越えた感染馬が続々と出てきたことから、これ以上の感染を
防ぐための処置ということのようです。
最初からすっぱりと中止を決めていれば、とちょっとだけ思ってしまいました。
先週も先々週も実は馬はインフルエンザだったけど走らせていたなんて
事は無いでしょうね・・・

何よりもまあ、インフルエンザにかかった馬の回復が大事ですから、中止に
なったのは評価しなくもありません。
ちなみに前回の大流行では1971年末、関東での大発生があって、様々な
影響が出たようです。
地方・南関東競馬では日程ががたがたになり、暮れの大一番東京大賞典も
春になるまで行われず。
中央では2ヶ月に渡る中山・東京競馬の開催中止によって、1971年の
ステイヤーズS、中山大障害は行われず、明けて72年の金杯やAJCCも
4月末まで延期に。
有馬記念は中央への波及が始まった頃だったようで、何とか開催されたものの
史上最小頭数の6頭での開催と寂しいレースになったようです。
この頃は今のようにワクチン投与も無く、ほぼ全頭が罹患し、メジロアサマも
治療に使われた抗生物質の影響からか生殖能力が大幅に減退したと
言われています。

今回、どれだけの期間中止になるのでしょうね。
すでに凱旋門賞挑戦のメイショウサムソンの感染が確認されていて、遠征
中止かといわれています。
先に球節炎で同レース遠征を中止したウオッカと合わせて、競馬ファンの
精神的ショックは大きいでしょう。
それでも馬が第一ですからね。
再開されるのを気長に待つしかないかと思います。
これ以上何もない事を願っておりますです。

追記-
私の期待しているトウカイカムカム復帰の週だったのですが、どうやら熱発・・・
これが一番ショック大きいです、実は。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 21, 2007

2,944勝と1,800勝。

武豊騎手が、小倉の最終レースで勝利。
ついに岡部幸雄騎手の持つ2,943勝を抜き、JRA新記録を樹立しました。
ここ数年は200勝前後づつ加算されていっていましたから、記録更新も
時間の問題だと思われていたところあっさり。
11Rの指宿特別で2,943勝に並び、12R最終の有明特別で抜くなんて、
今年は調子悪いといわれながらもやはりJRAを代表するジョッキーの
面目躍如といったところでしょうか。

1995年1月14日、岡部幸雄騎手が増沢末夫騎手の持つ2,016勝を更新。
それ以来実に12年余、4,571日に渡って保持されてきた大記録が
破られたわけです。
まあ、時代が違うといえば違いますからね。
かつて鉄人の名で呼ばれ初の2,000勝を達成した増沢末夫でさえ、
1年の勝利数が100勝を上回った事は3回しかありません。
1982年の104勝、1986年の106勝、1990年の100勝です。
それが名手岡部幸雄の時代になれば、リーディング争い上位は、
今回の武騎手らと争い、平気で120勝を超える時代に。
2003年から2005年にかけては武騎手が200勝を超える年が続きました。
2位の関東リーディング、柴田善臣騎手や横山典弘騎手だって、
かつてでしたらリーディングトップであった120~30勝をしているのにです。
友達も異常な数だとしきりに熱弁するほどの勝利数。
武騎手世代の重石になっていた上の世代が抜けたものの、下の世代が
伸びきってこない印象がありますね。
もうすぐ40歳の武騎手ですが、実働後5年だとしたら3,500勝は確実。
4,000勝はどうかなぁといったところでしょう。
まあ、どうあがいても、日本記録の地方競馬佐々木竹見騎手の
7,151勝は更新できないでしょうけれどもね^^;

ああ、それと、関東の星、若大将の横山典弘騎手も1,800勝を達成。
こっちも非凡な記録ではあるので、誉めていただきたいところですが・・・
陰に隠れちゃいました。
何も新記録樹立の日に区切りの勝利しなくともね><
まだまだ関東を引っ張り束ねる存在として頑張って欲しいものです。

秋にはメイショウサムソンへの騎乗も控えている武騎手。
怪我の無いように頑張って欲しいですね。

追記-
記事を書いたくせに実はアンチ武だったりなんかしちゃったり・・・
関東にまできて勝っていかないでくださいw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 24, 2007

3歳牝馬、秋の野望は?

わずか1ヶ月前、牝馬の身でありながら、東京優駿を制し、64年ぶりという
快挙を達成し、早くも「歴史的名牝」との声があがっていた3歳牝馬ウオッカ。
その第2の野望は潰えました。
凱旋門賞を前に日本の古馬を相手に最大7kgのハンデを生かし、3歳にしての
宝塚制覇というもう一つの偉業。
しかし、今回は近年に無くメンバーが揃っていた一戦。
ダービー馬にしてもちょっと分が悪かったか。

それでも3歳牝馬の出走は第37回大会以来。(今回は48回目)
1968年(第9回)~1986年(第27回)は3歳は出走権が無かったのですが、
それにしても果敢な挑戦には違いありません。
その48回の歴史の中で3歳は牡馬21頭、牝馬5頭しか挑戦していないの
ですから。
来年以降も3歳勢が挑戦してくる事を願いたいです。

さてさて、2着に敗れてしまったメイショウサムソンはともかく、ハンデが
ありつつも8着に敗れてしまったウオッカ、秋はどうするのでしょう。
このまま、予定通り欧州で1戦してから凱旋門賞へ挑戦するのか、
それとも国内路線に軌道を修正するのか。
今回は馬場が悪かった事もあって、もう少し頑張れるとは思いますが、
秋への自力アップが欲しいところ。

今回のメンバーは海外経験のある馬が多数。
勝ったアドマイヤムーンはドバイデューティーフリーの勝ち馬ですし、
3着のポップロックは去年のメルボルンカップ2着馬。
去年のシンガポール国際Cの勝ち馬にして今年の同レース2着馬、
コスモバルクに同レース勝ち馬シャドウゲート。
ダイワメジャーにしても今年、ドバイデューティーフリーで3着。
あ、あと香港ヴァーズ使ったアドマイヤメインもね。
いっその事、秋はこれらの馬で大挙、欧州に押し寄せてみてはw
少しは日本もレベルが上がった事を海外に知らしめるためにもね。

何よりも故障馬がいなくて何より。
無事であればまたレースで勇姿見せられますからねー。

追記-
日本の種牡馬でも最近は海外のレース制覇する海外調教馬、
出していますがね。
シンコウキングなど向こうに輸出されたくらいですし。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

June 05, 2007

天馬と王冠去る。

今日、相次いで往年の名馬の死のニュースが飛び込んできました。

トウショウペガサス。
現役時代はGⅠを勝てず、中山記念とダービー卿チャレンジTの制覇に
終わったものの、種牡馬になってからは92年の阪神3歳牝馬S馬
スエヒロジョウオーと98年のフェブラリーS馬グルメフロンティアの2頭の
GⅠ馬を出し、バイアリータークの貴重な血脈と、トウショウの竈馬たる
ソシアルバターフライの血を次代に受け継ぐ使命を帯びた馬。
何せ、バイアリータークのサイヤーラインを受け継げるのは、この子の
グルメフロンティアとダイタクヘリオス・ダイタクヤマト親子、それに
トウカイテイオーとその子供たちだけなのです。
日本ではヘイルトゥリーズン系、欧州・北米ではノーザンダンサー系と
ミスタープロスペクター系が猛威を振るっている中、なかなか厳しいものでは
ありますが、何とか繋いでいって欲しいもの。
その血脈を紡いで大往生を遂げたトウショウペガサスの冥福をお祈りいたします。

マーベラスクラウン。
94年のジャパンCを制し、日本馬5頭目の栄冠を手にした同馬。
その後は故障でさっぱりになってしまいましたけれども、トウカイテイオー、
レガシーワールドに続いて3年連続のジャパンC制覇は日本のレベルが
上がった事をファンに知らしめてくれました。
惜しむらくは騸馬であった事。
今年だけでも英1000ギニー、英オークス、仏1000ギニー、愛1000ギニー、
伊ダービー、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSといった
各国クラシックがミスプロ系種牡馬の手に落ちています。
名種牡馬ミスワキの子であるマーベラスクラウンなら、丁度今頃、クラシック馬の
一頭も輩出していたかもしれません。
気性難でジャパンCは取れなかったかもしれませんが^^;
それでも乗馬として17年の生を得たのですから、幸せなのでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。

なんだか知っている馬が逝ってしまうような歳になったのですね。
競馬を見ている限り、名馬との別れは亡くならない事ではありますが、
覚えていてあげる事が何よりなのでしょう。

追記-
マーベラスクラウンを送り出した早田牧場ももはや無いのですよね。
時代というのは厳しいものです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 27, 2007

牝馬でもダービー馬。

JRAの競馬も今日で一区切り。
3歳競走の最高峰、東京優駿いわゆる日本ダービーが行われました。
(一瞬、4歳と書きそうになったのは内緒ですw)
結果から書きますと紅一点ウオッカが33秒フラットの末脚を繰り出し、この
栄冠をものにしました。
種牡馬選定レースであるダービーを牝馬に取られるとはいやはや何とも・・・
今時、種牡馬選定も何も、海外から種牡馬を持ってくるか、サンデーの子
つけるばかりですが・・・
牝馬の東京優駿制覇は64年ぶり3頭目となりますが、世界のダービーでも
近年はあまり例が無く、21世紀に入ってからは牝馬のダービー馬は初めて。
以下にいかに珍しいかの資料を。(洒落ではないw)

ダービー(英国) 227回開催 7頭 1916年が最後
ジョッケクルブ賞(仏国) 169回開催 7頭 1917年が最後
アイリッシュダービー(愛国) 141回開催 10頭 1994年が最後
ドイチェスダービー(独国) 137回開催 10頭 1997年が最後
ダイビーイタリアーノ(伊国) 125回開催 10頭 1936年が最後
ケンタッキーダービー(米国) 133回開催 3頭 1988年が最後

東京優駿(日本) 74回 3頭

オークスがあるのですから、よほどの自信がないと出走自体が無いわけで、
今回の決断は素晴らしい結果を生んだわけですね。
ところで・・・ここでお詫びというか、無知を曝け出す記事を(汗
こちらで凱旋門賞挑戦について書いたのですが、正直言ってウオッカを甘く
見ておりました。
自らの非礼と無知を関係者とファンの方々にお詫びいたします。
すみませんでした><

というわけで、秋は凱旋門賞に出走となるのでしょうが、どうせの事、
国内GⅠも持っていっていただきたいもの。
これからウオッカが出走できる牡馬牝馬混合GⅠは・・・

フェブラリーS、高松宮記念、天皇賞(春)、安田記念、宝塚記念、
スプリンターズS、菊花賞、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、
ジャパンCダート、ジャパンC、有馬記念の12レース(中央限定)。

短距離とダートは使わないでしょうから、天皇賞(春)、宝塚記念、菊花賞、
天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念あたりでしょうか。
日程的、あるいは阪神JF勝ちから安田記念辺りもおかしくなさそうですが。
凱旋門賞行くというなら、菊花賞の出走はないのでしょうが、こちらも
76回の歴史で牝馬の優勝は2回だけ、しかも1947年が最後。
ちなみに天皇賞(春)は1953年のレダ1頭だけ、ジャパンCは日本牝馬の
優勝はまだなし、有馬記念は3頭だけ1971年が最後と、勝てば記録破り放題w
宝塚記念や天皇賞(秋)だって決して多くは無いですが、近年、牝馬が
優勝しちゃいましたからね^^;

秋はロンシャンのターフでメイショウサムソンとの対決が見られるのか?
競馬ファンに新たな楽しみが出来たようで嬉しい限りです。
頑張れ、ウオッカと四位騎手!

追記-
牝馬だとお母さんになってからも期待されるのですよね。
これから日本にもじわじわと伸びてきそうなミスプロ系もOKですし、将来性
ばっちりですw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 20, 2007

オークスの顛末、あと新G1。

朝から競馬場に記念馬券を買いに行ってまいりました。
友達と一緒に行って、片方が購入、片方が車担当。
駐車場料金を15分程度の駐車で1,000円も取られちゃたまりません^^;
9時40分頃には入場できたのですが、カラーのレーシングプログラムは
すでにありませんでした。
カラーのレープロ、席取りなんかに無造作に折られていて悔しかったです><
モノクロので我慢。
勝負馬券1,000円と記念馬券100円を購入。
かなり眠かったので、さっさと帰ってオークスまで仮眠。

オークス。
スタート成功は良かったのですが、割と前目に位置。
差し足勝負のトウカイオスカーはここからもう一段加速するのかと
心配していたのですが、案の定ずるずると・・・
もう少し後ろ目に位置していれば掲示板は合ったという意見と、それでは
勝ちにいくまでは出来ないという意見を目にしましたが、掲示板の方が
嬉しかったのは確か。
結果9着でした。
秋は重賞の一つでもとって欲しいですね。

夜になってからシンガポールでシンガポール航空国際C出走。
日本からは去年のこのレースの覇者コスモバルクと今年国際G3中山金杯を
制したシャドウゲイトが遠征。
こちらは前目前目に言った両馬がワンツー。
シャドウゲイトは国際G1馬に。
こうして日本に国際G1馬が一頭増えたわけです。
これまでの日本馬の国際グレードレース制覇一覧はこちら
シャドウゲイトと田中勝春騎手、関係者のみなさま、おめでとうございます!
血統的背景からシャトル種牡馬にも慣れるかもしれませんねー。

追記-
来週はダービーですが、なんか気持ちがぷっつり。
宝塚記念にカムカムでも出てきてくれると嬉しいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 19, 2007

テイオーの子、樫に出走。

さて、中央競馬は一年最大の祭典ダービー・・・ではなく、牝馬のための
オークスの日を迎えます。
東京競馬場、府中の2,400mは牝馬の重賞としても最長。
桜花賞から800mも距離が伸び、そのスタミナを試されるわけであります。

私の狙うはトウカイテイオーの娘、トウカイオスカー。
4戦2勝、勝った2勝はどちらも2,000mとクラシックディスタンス向き。
そして何より、親子三代クラシック制覇のかかる子の大一番に駒を進めて
きたのですから、期待は大きいのです。
祖父シンボリルドルフが1984年第51回東京優駿と1985年第5回ジャパンCを、
父トウカイテイオーが1991年第58回東京優駿と1992年第12回ジャパンCを
勝ったゲンの良いこの2,400mのコース。
恥ずかしいレースは出来ないわけです。
来年の花嫁集めのために父親孝行ができるかどうかというところ。

ちょいと鞍上に不安を感じるのですが・・・
まあ、その事は黙っておきましょう。

ちなみにテイオーの子が府中2,400mの東京優駿・優駿牝馬に駒を進めたのは
3頭目になります。
03年マイネルソロモン東京優駿18着、04年ヤマニンシュクル優駿牝馬5着。
府中の重賞とも相性が良くないのですが(ぇ)、一子相伝の家系ですから、
きっとやってくれるはずです。
・・・さりとて、牝馬に一子相伝されても困るんですがねw

明日は単勝馬券買ってきます。
レープロも確保してこなくては。

追記-
本当は府中まで応援に行きたいのですが、あんまり動ける状態でもないので、
テレビ観戦で我慢です。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 10, 2007

凱旋門挑戦も安く・・・

凱旋門賞も安くなったものです。
何の事かというと、今年は凱旋門賞挑戦の意向の日本馬が現時点で
3頭もいる事。
ここしばらくの凱旋門賞での日本馬の好走を見て気を良くしたわけでは
無いのでしょうが・・・

そもそも凱旋門賞の創設は1920年。
まだNearcoの父、Pharosが生まれた年です。
(流行の血統を遡れば大体Nearcoの名が出てきます)
国内最古であろうGIクラスの東京優駿(日本ダービー)が創設されたのが
1932年。
もちろん、それ以前にも各競馬場で行われていた帝室御賞典などもあった
ものの、日本の競馬はまだ体系化される前。
この凱旋門賞ですら欧州では新しい部類なのですからね。
その90年弱の去年まで、凱旋門賞に挑戦した日本馬は7頭。
1969年スピードシンボリ、1972年メジロムサシ、1986年シリウスシンボリ、
1999年エルコンドルパサー、2002マンハッタンカフェ、2004年タップダンスシチー、
そして記憶に新しい2006年ディープインパクトです。
凱旋門賞挑戦時の戦績を上げてみましょう。

スピードシンボリ-35戦13勝、天皇賞春を制覇し、他の重賞でも勝利や好走。
凱旋門賞へはじっくりと海外遠征を組みキングジョージとドーヴィル大賞典にも
出走。
残念ながら着外(10位以下)も、帰国後、有馬記念連覇など。
メジロムサシ--27戦10勝、やはり天皇賞春を制覇、重賞でも大崩れ
しなかったものの、当時は重賞でも斤量を背負わされたためか、凱旋門賞に
挑戦。
19頭中18位に終わる。
シリウスシンボリ-15戦4勝、日本ダービー制覇後、1年以上にわたって海外に
腰を据えて挑戦。
勝ち数が少ないのはその為で海外重賞でも健闘、凱旋門賞では15頭中14位。
エルコンドルパサー-10戦8勝、連対率10割、外国産馬だった為クラシックこそ
出られなかったものの、NHKマイル、ジャパンC、海外でもサンクルー大賞典と
GⅠ3勝をマーク。
凱旋門賞では日本馬最高の2着。
マンハッタンカフェ-11戦6勝、菊花賞、有馬記念、天皇賞春と本格派GⅠを
立て続けに取り、満を持しての挑戦も13着に終わり、屈腱炎を発症していた
事まで判明、引退。
タップダンスシチー-35戦11勝、ジャパンCと宝塚記念を制覇、安定した
走りを見せた晩年に凱旋門賞に挑戦、19頭中17着
ディープインパクト-11戦10勝、はい、失格。

と、こんな感じ。
天皇賞春かジャパンC、日本ダービーあたりを取ってからみんな出て行くわけ。
府中か淀のミドル~ロングディスタンス取ってけない様じゃダメですし、
その実績を持ってすら好走できるとは限らない。

今回挑戦を表明しているのは・・・
メイショウサムソン-17戦8勝、皐月賞、東京優駿、天皇賞春馬。
フサイチホウオー-5戦4勝、まだGⅢ馬。
ウオッカ-6戦4勝、阪神JF馬。
サムソンはともかく、後はダービー勝ってからの話という事らしいですね。
・・・勝ってから計画ぶち上げればいいのに。
3歳馬が斤量有利なのはわかりますが、さすがに先達に失礼のような気が。
挑戦するのは勝手ではあるんですけれどもね。
もう少し実績積むか、欧州に滞在させてじっくり構えてほしいですね・・・

注目の東京優駿、今年は5月27日です。

追記-
出走頭数から考えれば3頭とも出せそうな気はしますが・・・
全馬沈没とか目も当てられませんしねw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 30, 2007

2歳戦が待ち遠しい。

春の天皇賞も終わり、あとはダービーくらいのもんで、お待ちかねの2歳戦
開始の時期に突入してしまう競馬界ですが、いかがお過ごしでしょうかw
いやあ、新馬戦という物はいいものです。
何せ、まだどの馬も本当の実力を見せておらず、どの馬も負けていない。
もちろん、血統や調教の良し悪しである程度予想はできるのですが、
血統が全然なのに重賞掻っ攫っていったり、調教じゃ全く走らないのに
本番だけはやたら走る馬なんてのがいますから、下馬評どおりにはいかない
訳です。
つまりはどんな馬でもまだ夢がある。
中には晩成の馬なんかもいて、新馬戦で惨敗してもあとでGⅠ馬ーなんて
馬もいない事もないですが、基本的に惨敗した馬なんぞ、何時までも
厩舎に置いておいてくれるとこはないわけで。
勝てないまでも見所のあるとこ見せないとさっさとお払い箱というわけ・・・

そうこう頑張っているうちにダービー馬になってしまう馬も出てくるわけですが、
去年のダービー馬で春の天皇賞も勝ったメイショウサムソンが秋には
凱旋門賞に挑戦するとか。
去年のディープインパクトに続いての挑戦となるかどうか。
新馬戦を戦う2歳馬たちも、こういうとこ目指して頑張らなくてはね。

どうぞ、今年のテイオー産駒から大物が出ますように。

追記-
クラシック2冠達成から、大阪杯→天皇賞春制覇とテイオーのできなかった事を・・・
マックイーンがいなかったのと順調に使ってこれたせいですねw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 17, 2007

騎手もマスターズ開催!

JRAが発表したところによりますと、4月22日の第2回東京競馬2日目に
東京優駿(日本ダービー)と優駿牝馬(オークス)の優勝ジョッキーによる
エキシビジョンレースが行われるそうです。
名前はジョッキーマスターズ。
参加される元騎手の面々は以下の通りだそうです。

岡部幸雄 1971オークス(カネヒムロ)、1980オークス(ケイキロク)
       1983オークス(ダイナカール)、1984ダービー(シンボリルドルフ)
加藤和宏 1982オークス(シャダイアイバー)、1985ダービー(シリウスシンボリ)
河内洋   1979オークス(アグネスレディー)、1986オークス(メジロラモーヌ)
       2000ダービー(アグネスフライト)
中野栄治 1990ダービー(アイネスフウジン)
根本康広 1987ダービー(メリーナイス)
本田優   2006オークス(カワカミプリンセス)
松永幹夫 1991オークス(イソノルーブル)
的場均   1998オークス(エリモエクセル)
安田隆行 1991ダービー(トウカイテイオー)
(敬称略)

いやあ、ずるいw
本田氏はついこないだ、2月25日まで騎乗していたというのに^^;
一方、安田さんは1994年2月27日がラストラン。
もう13年前のお話です。
騎手としての勇姿をもう一度見れるとは嬉しい限りですが、どうぞ無理を
されませんよう。
ハンデつけましょうよ、ハンデw

関東なじみの元騎手といえば小島太さんと柴田政人さんの名がないのが
ちょっと寂しいところでしょうか。
(さすがに増っさんは70近いので厳しい・・・)
どっちもずいぶんと馬券取らせていただいた頼りになる、しかも魅せる
ジョッキーでした。
まあ、、歳も歳ですし、柴田さんは怪我で引退ですからね。
無理は出来ないってとこでしょう。
プレゼンターでもやってくださると良いですねー。

そのうち、グランプリ優勝経験ジョッキーによるマスターズとかあるかも
しれませんね。
こういうイベント大好きなので、楽しみにしていたいと思います。

追記-
騎手のマスターズとは、ゴルフや野球の影響ですかねぇ。
中山競馬場だったら見に行きたいのですが、東京競馬場は結構遠い^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 26, 2007

記念馬券1億円超。

引退し、先日もお披露目会が行なわれたというディープインパクト。
多くの子供を残すために日々頑張っているはずです。
そのディープインパクトのラストラン、2006年第51回有馬記念の単勝馬券は
支持率70.1%と約13億4900万円(=1億3490枚)の売上げがあったそう
ですが、そのうちの9.1%が払い戻されなかったとの事。
私も良くやるんですが、勝負用の馬券と記念用の100円馬券を分けて
買うのです。
その記念用の馬券はもちろん払い戻さず、大事に取っておくわけ。
同じように記念の馬券を取っておこうと思った人たちがたくさんいたんでしょうね。
しばらくは出ないであろうほどの馬である事は間違いありませんし、
もちろん、後日その単勝馬券を手に入れることなど出来ませんから、
記念になるもってこいの物なのです。
(・・・いえ、手に入れられない事も無いのですがね・・・)

私は運良くか運悪くか、ディープフィーバーには乗ることはありませんでしたが、
乗れた人たちは幸せな時間を過ごせたように思います。
三冠を取って、東西グランプリを取り、天皇賞にJC。
海外遠征で失格という事になったものの、あわやというとこまで見れたのです
からね。
ファンになるにしろアンチに回るにしろ、これだけの馬に会うには10年、20年
かかるでしょう。
完璧な三冠馬という点ではシンボリルドルフまで遡り、やはり20年、
現役時代終盤の成績を崩したナリタブライアンでも10年。
一部のディープファン(?)が2連勝した弟、ニュービギニングに夢を託そうと
したようですが、連敗し、すみれSは惨敗に近い内容。
いかに連勝を続けるのが大変か思い知った事でしょう。

まあ、ルドルフの前年に三冠馬ミスターシービー、翌年に二冠馬ミホシンザンと
続けて出る事も無いわけではありませんから・・・
次のフィーバーには乗れると良いなと思いますw

追記-
さらに難しいのはその子をデビューの時から応援する事。
好きな人は牧場時代から追っかけですしねー。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 19, 2007

帝王の伯母死す?

トウカイローマンが亡くなったらしいのです。
いつものように2chのトウカイテイオースレをチェックし、産駒の成績が
どんなものだかチェックしていた時、ほんの一行、
「トウカイローマンが亡くなりました。合掌。」とだけ書き込みがあったのです。
この時点では、たぶん、どこのマスコミも報じていなかったと思います。
たぶん、関係者の方か、ココを読まれた方の発言だったのでしょう。
そして未だに、ニュースその他での報は入っていません。

トウカイローマン。
オークス馬にして、トウカイテイオーの母、トウカイナチュラルの1つ上の姉に
あたります。
トウカイミドリの初仔にして、一番良い成績の30戦5勝。
重賞が前述のオークスと京都大賞典。
この京都大賞典は今日、中央競馬の第一人者、武豊騎手の初の重賞制覇。
また、ローマンが現役続行をしたため、七冠馬シンボリルドルフとの交配が
その妹、トウカイナチュラル(こちらは未出走)に変更され、そして生まれたのが
トウカイテイオーだったのは、割と知られたエピソードです。
引退後にダービー馬とオークス馬のカップルとして、実際にルドルフとの
子をもうける事になるのですが、この初仔、トウカイテイムスも未勝利。
走った牝馬の子は走らないと良く耳にしますが、あまり成績のいい子は
出せていません。

先にそのルドルフも種牡馬を引退し、これが本当だとすればローマンもこの世を
去ったわけです。
トウカイテイオーも7歳若いだけで、もう後継を出すのに残された時間は
あまり多くないのかも知れません。
いきなり種牡馬成績がぐんと伸びる事はないでしょうが、重賞の数個も取って、
来年再来年の牝馬の質を高めたいところ。
トウカイ一族の未来を背負っていますからね。

最後に、トウカイローマンの冥福を祈りたいと思います。
どうか、草葉の陰から甥っ子、テイオーの背中を押してあげてください。

追記-
誤報だったらどうしましょうか・・・
その時は大きく訂正記事を><

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 24, 2006

ディープ、ラストラン飾る。

普通に有馬記念を勝って引退でしたね。
いえ、何がってディープインパクトが、なんですけれども。
文句のつけようが無いというか、逆にディープの抜けた後の競馬が心配な
位のレースっぷりでして。
まあ、寒い中ディープ見たさに並んでいた人には何よりだったでしょうがw

来年は容赦無用の戦国GⅠになりそうな気もしますが、今日、3着に入った
ダイワメジャーがさくっと取っていきそうな気も。
長距離戦は読めませんけどね。

ディープは来年、すでに200頭との交配が予定されてると聞きましたが、
これでより一層、サンデーサイレンス系の衰退が早まりそうな予感。
すでにGI馬だけでも20頭以上のサンデーサイレンス産駒が種牡馬として
共用されていて、孫の世代でもGⅠ馬を出しています。
繁栄すればするほど、つけられる繁殖牝馬は少なくなっていきますから、
サンデーサイレンスの子であっても評価の低い方から、種牡馬引退か、
海外へ売却ということになるかもしれませんね。
↓ちなみにGI馬だけならこんな感じ。

*サンデーサイレンス(1986)
 |フジキセキ(1992)
 |ジェニュイン(1992)
 |タヤスツヨシ(1992)
 |マーベラスサンデー(1992)
 |バブルガムフェロー(1993)
 |イシノサンデー(1993)
 |ダンスインザダーク(1993)
 ||ツルマルボーイ(1998)
 ||ザッツザプレンティ(2000)
 |ステイゴールド(1994)
 |スペシャルウィーク(1995)
 |アドマイヤベガ(1996)
 |エアシャカール(1997)
 |アグネスフライト(1997)
 |メジロベイリー(1998)
 |アグネスタキオン(1998)
 |マンハッタンカフェ(1998)
 |ゴールドアリュール(1999)
 |デュランダル(1999)
 |アドマイヤマックス(1999)
 |ネオユニヴァース(2000)
 |ゼンノロブロイ(2000)
 |スズカマンボ(2001)
 |ハーツクライ(2001)
 |ディープインパクト(2002)

GⅡ勝利でも種牡馬になってるものがおり、何頭が種牡馬になってるかは
把握できず。
ローゼンカバリーがフランス、サンデーウェルあたりが韓国で種牡馬を
していて、タヤスツヨシ、ゼンノロブロイらが南半球とシャトル種牡馬も
していますが、やはりこれだけサンデー種牡馬が集まってしまうと
共食い状態になりますね。
後を考えるなら海外に出してしまったほうがいいでしょう。

さて、今日の9RのホープフルSではディープの弟、ニュービギニングが勝って
2戦2勝としました。
鞍上も同じ武豊騎手で、来年はこの馬で三冠といったら出来すぎでしょうか。
個人的にサンデー系種牡馬(ニュービギニングはアグネスタキオン産駒)+
武騎手はもうお腹一杯なのですが^^;

ディープインパクトが種牡馬失格になって帰ってこないように祈りましょう(何?
お疲れ様でした。

追記-
今日でディープインパクトの、そしてサンデーサイレンスの種牡馬としての
歴史は幕を下ろしたように感じます。
まだ走ってる子もいますけれど、ディープの成績は超えられないでしょうしね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 22, 2006

有馬記念徹夜待ちと開催中止暴動。

明後日、日本競馬一年の総仕上げ・・・と書くと地方競馬ファンに怒られるかも
しれませんが、中央競馬の締めくくり、有馬記念が行なわれます。
ご存知、ディープインパクトの引退レースになるはずで、レース後に引退式も
行なわれるそうですね。
負けて引退式なんて事にならなければいいのですが、このレースを見る為に
すでに徹夜組がおられるそうで、13日から並んでいるそう。
この寒い中、お疲れな事ですが、撮影や応援に良い場所を取りたいんでしょう。
忍耐強いですねぇ、ファンというものは。

さて、一方、お隣り韓国の韓国馬事会が主催するグランプリ大会というのが、
17日に果川競馬場で開催される予定だったようですが、1・2レースを消化した
時点で天候が悪化、レースがすべて中止されたようです。
これに怒ったファンが暴徒化、800人が破壊活動に参加し、2000万ウォンの
損害が競馬場に出た模様。
日本でも悪天候で競馬が中止になる事はありますが、さすがに暴動には
なりません。
その昔、八百長云々で騒ぎになった事はありますが、遠い昔のお話。
今は地方競馬でも薄くなった鉄火場の雰囲気が韓国競馬には残ってるのかも
しれませんw

寒い中、10日以上も待ち続けるのと、たった一日の開催中止で暴れるの、
どっちが競馬に対する熱意でしょうかね。
前者は馬好き、後者は馬券好きの違いはありそうですが、さてはて・・・

追記-
明日はウルトラマンメビウス、月一恒例のゲストウルトラマンの回。
楽しみでなりませんw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 09, 2006

15歳でも元気一杯の馬。

地方競馬の高知競馬場で行なわれたレースに15歳のオースミレパード号が
出走し、最高年齢出走記録を更新したそうです。
中央競馬なら10歳以上の出走も珍しいくらいで、いくら地方競馬でも、
この年齢まで在席し、レースに出るというのは私も聞いたことがありません。
古豪というか、随分と走ったと思い出されるのはミスタートウジン号あたりですが、
これとて、オースミレパード号には及びません。
それでもJRAの記録ではあるのですが。

それ以前の国営競馬の時代になるとヒサトモが記録を保持していて、牝馬の
東京優駿馬として有名ですが、1度は繁殖入りしたものの、再び地方競馬に復帰。
勝利を挙げたものの、調教中に亡くなってしまったという非業の馬として
語り継がれています。
ちなみに一時だった繁殖牝馬の時期に産んだ子供が福友ことブリユーリボンで、
トウカイテイオーのボトムラインをなしている馬。
ブリユーリボン-トツプリユウ-トウカイクイン-トウカイナチュラルというわけ。

話を元に戻すと、オースミレパード号、同期はあのナリタブライアンらとの事。
もうすでにナリタブライアンは早世し、サクラローレルがサクラセンチュリーを
送り出しているくらいでしょうか。
種牡馬だったら、そろそろ後継種牡馬の心配をしだす時期です。
トウカイテイオーのようにw
それでも走りつづけるのはある意味、競走馬としては本望かも知れませんね。
厩舎でも大事にされているでしょうし、廃用されて行方知れずになるより
よっぽど幸せでしょう。
できる限り、頑張って欲しいですね^^

ちなみに明日は競馬見にいってきますw

追記-
メビウスのない日でした・・・
なぜか、マラソン中継でおやすみなのです・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 20, 2006

日本競馬がトップグループ入り。

長らく種牡馬の墓場と揶揄され、外国馬の出走できるレースが限られていた
日本。
ハクチカラが日本馬として海外の競馬に挑戦し、海外重賞を制したのが1958年。
JRAによる初の国際競走、(ただしこの時点では国際グレードでははない)
ジャパンCが施行されたのが1981年で、日本初の国際G1に認定されたのが
1992年。
その後も徐々にレースの門戸を外国馬に開放し、現在は国際GⅠ5レース、
国際GⅡ6レース、国際GⅢ2レース。
他にもグレードの無い国際競走を多数。
ここまでの苦労が実って、ついに日本も来年からグループ1の国に仲間入りを
果たす事となったのです。

さて、グループ1入りで何が変わるのか。
まずは、日本におけるグレード制の取り扱い。
現状のグループ2では日本のグレードはローカルグレードで、一々、
お伺いをたて、国際グレードを頂かなければなりません。
日本のレースではありませんが、ドバイシーマクラシックというレースは、
一時期、UAE国内GⅠ・国際GⅡというように、国内と国外でが違うという
状態になっていました。
グループ1入りする事によって、その国のグレード=国際グレードという
事になり、例えば、有馬記念(GⅠ・国際格付けなし)が、
有馬記念(国際GⅠ)となります。
面倒ですので、たぶん国際の表記が削られるのでしょうね。
ただ、地方競馬と中央競馬の統一グレードの方もどうなるかは不明です。
国際グレード=JRAグレード>地方グレードみたいな感じになるのでしょう。
ちなみに国際レースになってないものについては相変わらず、ローカル
グレードとなります。

開放されない3歳クラシックはそのまま。

そして、この国際グレードになる事によって、国際的に扱われる、
セリ名簿への表記が有利になります。
今までは日本の大レースを勝っても、一部の認定があるレースしか
記載できませんでした。
もちろん、海外の馬がこないような今のままのようでは、あまり価値が
認められるとは思えませんが、ともかく国際的箔つけは出来ますw
これを考えれば種牡馬選定レースであるダービーが門戸開放しないのは
既に古い考え方となった、という事でしょうか。
デルタブルース、コスモバルク、ハーツクライ、そして失格にはなったものの
ディープインパクトの能力を考えれば、日本の馬だって購買の対象に
なりうるでしょうからね。
海外馬主の日本での馬主登録があれば、本格的に参戦がありそうですが、
これはこれで乗り越えなくてはいけない問題。
見る方としては、少しでも海外の馬が参戦してくれて、面白くなったら
良いななんて思います。

来年の競馬をじっくり見てみれば今後どうなるのかが少しづつわかるでしょう。
分析を怠った者は競馬界から去らなければならなくなるかもしれません。
特に生産者。
国際化の波にさらわれぬ様、頑張って頂きたいですね。

追記-
マクドナルドのチーズバーガーを久々に食べました。
やっぱり、たまに食べたくなる味ですねぇw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 08, 2006

メルボルンに日本の二騎!

昨日行なわれたオーストラリア競馬の伝統のレース、第146回メルボルンCで
日本馬がワンツーでゴール、もちろん史上初の快挙を成し遂げました。
優勝したのは一昨年の菊花賞馬デルタブルース。
この間、ザサンデーフサイチの記事を書きましたが、同馬の父でもある
ダンスインザダークにまた一つ勲章を贈ったわけです。
しかも、日本競馬史上初のオーストラリアGⅠ制覇という記念を添えて。
2着の方はといえば、ポップロックという今季の上がり馬。
長く500万円下の条件馬だったのですが今年の4月から4連勝。
一気に目黒記念という長距離の(裏)重賞を制し、今回デルタブルースに帯同し、
見事、同馬とのワンツーを決めたわけです。

スタートしてデルタブルースが早め2番手、ポップロックは控えて中段から。
レースが3200mの長丁場だけにカメラもかなり引いての縦長の展開のまま
最後の直線、デルタブルースがするすると余裕で上がっていくところを、
ポップロックが追い詰めてきたところでフィニッシュ。
世界的にロングディスタンスのレースは凋落気味で、オーストラリア最高と
言われるレースも2040mのコックスプレートとなっているようですが、
国中がお祭り騒ぎとなるようなレースで、歴史もコックスプレートより長いのです。
(とはいっても、コックスプレートも今年で85回ですから十分歴史ありますが)
日本で言えば有馬記念外国馬に持ってかれちゃったよーってなもんでしょう。
しかも、日本ではディープインパクトに惨敗してしまって、半ば終わったと
言われていたデルタブルースと力をつけてきたとはいえ国内GⅡ勝ちの
ポップロックにワンツーですからね。
ステイヤーという点では日本が世界のトップなのかもしれません。

これで有馬記念にでてくれば話題にはなるでしょう。
後は、無事に帰ってきて欲しいものですね。
デルタブルースとその関係者の皆さん、おめでとうなのです!

追記-
ここのところ、寒いせいか、お風呂に浸かってると寝てしまうのですよね。
繰り返していたら死んでしまいます・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 06, 2006

ノーザンテースト、JRAでの役目終える。

ついに大種牡馬、ノーザンテーストの子がJRAの登録から全て姿を消しました。
牡馬の8歳だったモガリブエが11月3日付で登録を抹消。
今は亡きノーザンテーストに最後の勝利をプレゼントしたのはこのモガリブエ
だったようです。
JRAで28年連続の勝利を挙げる種牡馬など今後出るとも思えません。
あのサンデーサイレンスさえGⅠ馬こそ数え切れないほど出したものの、
(いえ、数えられてて現41頭なのですけれどもね)16歳と少々早い死を
迎えてしまいましたから、この記録ばかりは塗り替えられないでしょう。
ちなみにサンデーサイレンスの子はこのままいけば、2010年頃には
姿を消す事になるでしょう。

一方、地方には4頭がいまだ在籍しているようです。
しかし。いずれもが8~9歳なので、JRA移籍は考えにくいので、
やはりJRAでのノーザンテーストの活躍は終了となりそうです。

最大の問題はこのノーザンテーストの血が残せるかどうか。
いつも競馬の記事書く時に出てくる事なのですが、ご多分に漏れず、
ノーザンテーストもサイヤーラインが危ないのです。
アンバーシャダイ→メジロライアン→メジロブライトと続くラインが
本命だったのでしょうが、ブライトが早世。
ライアンも既に高齢でどれだけの生産者がつけるでしょうか。
保険としてクリスザブレイブが韓国で共用されていますが果たしてどうか。
何とか繋げて欲しいところです。
日本競馬界の宝ですからね、この血筋は。

追記-
巨人の仁志選手移籍の話とどちらを書こうか迷ったのですけれども。
そちらのお話はどうもまとまりませんで・・・後日。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 30, 2006

4億9千万への第一歩。

昨日、府中の東京競馬場で天皇賞・秋が行なわれ、盛り上がったようですが、
そこから遡る事、3時間10分。
第4回東京競馬8日目4Rにあのセリ市4億9000万円のエアグルーブの2004こと
ザサンデーフサイチが登場しました。
名前から分かる通り、馬主はフサイチの冠名でおなじみ、関口房朗氏。
父が菊花賞馬でサンデーサイレンスの後継種牡馬の本命とも囁かれている
ダンスインザダーク。
すでにGⅠ馬を3頭も輩出しています。
母がオークス馬にして、牝馬ながら秋の天皇賞を制したエアグルーヴ。
すでにアドマイヤグルーヴという後継牝馬を出し、悠々としたもの。
その両親から生まれた子なのですから、期待され、高値がつくのも当然。
もっとも、セリの時点ではダンスインザダークが菊花賞馬1頭、安田記念馬1頭。
エアグルーヴの方は娘のアドマイヤグルーヴがエリザベス女王杯を1勝
(後にもう1勝)でしたから、1年後だったらさらに高値がついていた可能性も?

さて、この時のセリの動画を私も拝見したのですが、額の上がり方に会場からは
おもわず笑いが漏れるくらい。
見ているこちらまで笑ってしまう物でした^^;
そして、当時最高額の4億9000万円まで値段は上がりそこでハンマー。
サンゼウスという馬の持っていた3億6050万円のセリ最高価格を更新し、
競馬ファンの話題を提供しました。
しかし、少なくとも私の中では、しばらく記憶の彼方へと追いやられていました。

今年、このエアグルーブの2006に名前がつけられました。
デビューを控えてつけられた名は「ザサンデーフサイチ」。
正直、あまりカッコ良くないなぁと思いましたが、まあ、馬主の関口氏らしいつけ方。
インパクトだけでグッとくるもなにも無いのですけどねw
この命名が9月の始め、それから2ヶ月弱、昨日のデビューになりました。

鞍上にはこれ以上無いと思われる武豊騎手を配し、クラシック路線に乗れば、
一番の目標になるダービーのある東京競馬場。
走るのは1600mで、世界で通用する種牡馬になるには、スピードを証明せねば
ならずマイル戦と呼ばれる、この距離は絶好の舞台。
母も制した天皇賞秋の日のデビュー。
舞台は揃った!
・・・で、結果3着。
少し後ろ目で、すーっと上がっていって、一旦先頭に立つも、後ろから差されて
何とか3着確保。
差した2頭の父はダービー、ジャパンカップ、天皇賞・秋とここ東京競馬場で
無類の強さを発揮したスペシャルウィーク。
本当に強い馬できっちり臨戦体制取れてれば新馬戦では負けないですけどねぇ・・・
まずは180万円ゲット、と・・・

次、勝たないと朝日杯の出走が危ないですよw
がんばれ、ザサンデーフサイチ!
サンゼウスに呼ばれるなw

追記-
サンゼウスは2勝したものの元を取り返せず、種牡馬としても大成せず。
そしてザサンデーフサイチの4億9千万の記録も今年、トゥザビクトリー2006に
破られたのです。(6億円)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 14, 2006

海外で日本種牡馬の子、勝利。

日本の種牡馬産駒が海外のGⅠを制覇したようです。
その種牡馬とは、1999年に仏国遠征をしてアベイユ・ド・ロンシャン賞、
2000年に英国遠征をしてジュライCを勝利、日本馬初の海外GⅠ2勝馬となり、
引退後は社台ファームに繋養されているアグネスワールドです。
国内でこそGⅠは勝てなかったものの、本場ヨーロッパでの勝利は、
先日のディープインパクトや夏に行なわれたキングジョージに参戦した
ハーツクライでも果たしていないのです。
チャンピオンディスタンスとマイル戦の違いはありますが。
その事を認められてか、シャトル種牡馬をしていて、今回の勝利を得たわけ。

その子、ワンダフルワールドがオーストラリアのコーフィールドギニーを勝利。
私の記憶違いでなければ、日本種牡馬の豪州GⅠ勝利は2頭目3勝目。
同じく、シャトル種牡馬をしていたダービー馬タヤスツヨシが出した
ホロウビュレットがヴィクトリアオークスとアロウフィールドスタッドSを勝っています。
どちらも牝馬限定戦ですから、今回のワンダフルの勝利は価値ある勝利と
いえましょう。

そういえば、年内引退を発表したディープインパクトも海外から種牡馬の
オファーが来ていたとか。
結局、社台ファームで繋養となりましたが、日本にはサンデーサイレンスの
産駒は溢れるほどおります。
例え、GⅠ馬であっても、どんどん輸出・シャトル種牡馬にするべきだと思います。
日本で走ってきた馬が海外へ出て行くのは寂しくもありますが、逆に日本に
輸入される馬もいて、現地のファンは寂しく思ってるでしょうから、おあいこ。
世界のどこかで今日も日本出身の種牡馬の子が重賞で勝っている、
そんなシーンを夢で無くすために。
国内だけに留めておいて血を詰まらせてしまうよりは良いと思いますよ。

今は日本の競馬にも注目が集まっている最中。
今後も頑張って、豪州年度代表馬でも取ってくれるといいですね。
がんばれ、ワンダフルワールド!

追記-
明日は秋葉原に再出撃。
少し暖かめの格好をしていこうかと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 01, 2006

凱旋門賞は世界最大のハンデ戦!

もう少し後で、更新して凱旋門賞の感想など・・・

ただいま、10月1日24時40分。
時間拡大スペシャルでお送りしております。
なぜかって凱旋門賞だったからなのですよ。

結果、タイトルの通り。
まあ、レース前にわかってた事ではあるのですけれども・・・
3.5kgの斤量差、直線差し返すも、最後は軽量の分、3歳馬レイルリンクに
競り負け、さらに後方から牝馬のプライドに差され3着。
ハリケーンラン、シロッコも沈没していますし、斤量差としか言い様がありません。
もうちょっと斤量考えて欲しいものですね、フランスの競馬当局は。
先着した2頭は地元の馬でもありますし、今度はジャパンCにでも出てこいと、
言いたいところです。
もう、日本馬は凱旋門賞でなく、これからはブリーダーズCターフを目指した方が
良いかもしれません。
こっちはハンデが適正ですからね。
直後のジャパンCとの選択になってしまいますけれども。

ディープインパクトは良く頑張ったと思います。
ガックリしちゃったのは確かですけれどもね。
無事に帰ってくる日を待ちましょうか。
お疲れ様、ディープインパクト。

追記-
最大限、負け惜しみと後ろ向きの文を書いてしまいましたが・・・
斤量の差で勝ったのにガッツポーズってむっちゃカッコ悪いです、パスキエさん。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

September 22, 2006

ディープ不在狙い失敗。

さて、ディープインパクト出走の凱旋門賞が週間近づいてきまして、あと
1週間程度後には結果が判明するわけであります。
気がつけばすでに5冠馬となったディープインパクトが、日本馬の誰もが手に
入れていない欧州最大の冠を日本に持ち帰ることが出来るかどうか。
日本の牡馬クラシック制覇馬が海外重賞で優勝した事はまだ無くって、
(牝馬はシーザリオとダンスインザムードがそれぞれG1、G3を勝っています)
ここで優勝すればいきなり芝の世界最高峰レース制覇ですからね。
日本のクラシック馬の力強さを見せてあげましょうw
・・・最近のクラシックホースは燃え尽きるの早いのがたまに傷ですが。

そのディープが不在の国内GⅠ戦線ですが、ハーツクライがジャパンカップから、
リンカーンが浅屈腱炎発症で引退など、少なくとも天皇賞・秋は混戦模様。
絶対王者不在のこのレースなら、祖父シンボリルドルフ、父トウカイテイオー
悲願のこの冠を戴く可能性十分のトウカイカムカム。
まずは前哨戦オールカマーで関東初見参、初重賞、おまけに私もちょっと
ばかり馬券でお得させてもらおうと今週はワクワク。
・・・な、はずだったのですが、ここにきて、浅屈腱炎が判明。
全治9ヶ月の診断で当然の如く、レースは回避。
秋シーズンもお休みということになります。
レースに出られない不運という意味だと父親そっくり。
ファンとしては何ともやり切れない思いです。
関係者の方がもっとガックリしているはずでしょうけれどもね。
後継種牡馬への最有力候補だと思われていただけに、冠奪取の最高の
機会を失ったのは、半ば空き巣狙いじゃダメと神が言われたのでしょうか。
ともかく、来春の無事な復帰を祈るのみです。
屈腱炎じゃ引退してもおかしくないのですしね。

ああ、秋の競馬への興味が半減してしまいました。
どこからともなく、興味の沸く馬が出てこないですかね^^;

追記-
今週は中山競馬場に写真取りに張り込む予定だったのですが中止。
台風で天候悪化しそうですし、それは不幸中の幸い・・・

| | Comments (0) | TrackBack (1)

July 30, 2006

ハーツクライ、惜しくも称えられる3着。

今朝はやくに行なわれたイギリスの伝統と権威あるレース、第56回
キングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドS(G1、アスコット芝12F)に
ハーツクライが出走しました。
去年の有馬記念をディープインパクトを破り制覇、そして今年3月、
ドバイシーマクラシック(G1、ナドアルシバ芝12F)というレースで海外初勝利、
そしてこの日を順調に迎えたわけです。
その間に発表されたランキングでも世界3位タイ(123ポンド)という好評価を
得ています。
直近のランキングでは7位タイに交代、トップを125ポンドのディープに譲りましたが。

さて、今回の対戦相手はその125ポンドをつけられた3頭のうちの1頭、
ハリケーンランという、去年の芝世界最高峰レース凱旋門賞の勝ち馬。
もう1頭目立ったところはハーツクライと同じ123ポンド付けのダート世界最高峰の
ドバイワールドカップの今年の勝ち馬、エレクトロキューショニスト。
やはりレースはこの3頭の争いとなりました。(6頭だてでした)

直線に入って、早めに仕掛けたハーツクライは一旦先頭。
しかし、うちから2頭が差し返してきて、ハーツも粘り、さらに差し返すのですが、
及ばず3着。
ですが、この結果は大きいと思います。
日本のトップクラスなら、あちらの最も大事にするミドルディスタンスで互角に
やりあえるという事実をまた一つ見せ付けたからです。

さて、勝ったハリケーンランですが、間違いなく、秋には凱旋門賞連覇を狙い、
出走にこぎつける事でしょう。
そして、そこにはディープインパクトの姿もあるはずです。
自らを破ったただ1頭の馬、ハーツクライの敵討ちとなるか。
今から期待してしまいます。

気を抜くと知らない間に日本馬が遠征していて、海外の重賞を勝ってしまう
このご時世、いやはや、凄い時代になったものであります。
いまや、某光栄の競馬ゲームも形無しですね^^;
ハーツクライはお疲れ様。
気をつけて帰ってきて欲しいですね。
他にレースに出走してきてもいいのですけれどもw

追記-
違うのは向こうの大レースであってもフルゲートにはならないという事でしょうか。
いくらでもレースがありますから、ベストのレースに出走するのです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 04, 2006

ラムタラよ、さらば!

欧州三冠馬、同一年度に英ダービー、キングジョージ、凱旋門賞を制覇した
馬だけに贈られる名称です。
1951年のキングジョージ開始以来、今までに1971年のミルリーフ、
1995年のラムタラの2頭しかおりません。
他には1970年のニジンスキーが凱旋門賞2着、1986年のダンシングブレーブが
英ダービー2着で逃しているくらいで、3レース揃って出る事すら難しいレース。

その偉業を無敗でやってのけ、そのまま引退したのがラムタラです。
ニジンスキーの直仔で4戦4勝、底を見せないまま引退というのが魅力だった
のか、3000万ドル、当時のレートで33億の値段で日本に引っ張ってきました。
同じニジンスキー産駒のマルゼンスキーが8戦8勝で引退、種牡馬として
活躍していたのもあったかもしれません。
また、1世代遡れば、ニジンスキーの父はノーザンダンサーで、世界的な
大種牡馬で、日本でもリーディングサイヤーに君臨してきた、ノーザンテーストの
父。
血統面からも太鼓判を押され、満を持しての来日だったでしょう。

しかし、結果としては散々なものに終わってしまったようです。
数えるほどの重賞馬しか出せず、この度、24万ドル、2750万円で渡英する事が
決定した模様。
その額の落差に驚くところですが、まあ、そのまま廃用されなくって何より。
過去にも海外のG1馬を輸入してそのまま、行方不明にしてしまったという
事件があり、あちらの関係者、ファンを憤慨させた前歴がありますからね・・・
アメリカ生産馬ではあるのですが、ダービー、キングジョージを勝った英国に
凱旋(?)出来て本当に良かったです。
願わくば、向こうで成功してくれる事を願いたいと思います。
日本ではもう、ノーザンダンサー血統はノーザンテーストあたりを通じて、
行き渡ってたために、成功し辛かったのかもしれませんからね。

さて、ラムタラが帰った分の繁殖牝馬はトウカイテイオーに回してくださいね(ぉ

追記-
血統的には重厚で長距離バリバリ走りそう、スタミナ抜群って感じで、
好きなんですけど・・・その分重かったかも^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 25, 2006

ディープに冠強奪さるw

今日は宝塚記念の日。
トウカイカムカムにとって2度目のGⅠの晴れ舞台でした。
もちろん応援馬券を買うために中山競馬場まで行ってきました。
ワールドカップのドイツ-スウェーデン、アルゼンチン-メキシコ戦を見て、
そのままスクーターを飛ばしてきたので、中々厳しかったですけどw

9時の開場直後に到着、まずは今日の記念、レーシングプログラムを確保。
これで勝ってくれれば出走記念以上に嬉しい記念になるなーなんて思い、
もう一冊いただいてきました。
中に入ってみると、もうみんな新聞を広げてやる気満々。
お酒飲みつつ、良い気分になってメインまで持つのかなってお爺さんまで。
この人たちにとっては宝塚も平場も同じレースで、ある意味扱いが平等なのかも。
私も来た時のいつもの通り、お茶を貰ってまったり。
モニターに宝塚記念出走馬のPVが流れているので期待して見てみました。
・・・期待するんじゃなかった。
出走する全馬が扱われてるなんて事は無くって、GⅠ馬だけ。
レーシングプログラムでもディープインパクトの凱旋門賞挑戦にページが
割かれていて、なんか身贔屓な感じ。
公正さを旨とすべき組織のやる事じゃないですねぇ・・・
今に始まった事じゃないですけど。
30分経ち、ようやく馬券が買えるようになったので、単勝をちょっぴり。
当たると50倍ほどの馬券を握り締め、帰宅です。

少し寝てから宝塚記念を観戦。
トウカイカムカム、ディープインパクトに末足勝負を挑んだのですが、
あちらは4コーナーで既に先頭に取り付いている状態。
こちらは最後方で大外ぶん回し・・・
それでも追い上げてきてレース2番目の上がりタイムを記録し、6着。
掲示板を外したのは残念ですが、リンカーンら、実力馬に先着したのですから、
秋に繋がる負け方ではありました。
でも、もう少し好走出来たかな・・・

秋にはこれまた父が取れなかった天皇賞秋が控えています。
でも、賞金不足なので、まずはどこか重賞勝たなきゃね。
今後の動向に注目です。

追記-
夏場を使って賞金を稼ぎたいところですが、ちょっと休ませないと、
一番大事なところで反動でそう。
難しい立場です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 21, 2006

京都なのに宝塚記念。

さて、いよいよ春競馬の締めくくり、宝塚記念が今週という事になりました。
世間ではもっぱらディープインパクトの冠が5つに増えるとの見方が大方の
ようですが、秋の凱旋門賞に向けて、ここを腰掛け代わりに使うような馬に
易々と明渡すわけにはいきませんw

前走、天皇賞で5着となったトウカイカムカム。
父が制覇出来なかった天皇賞で同じ5着となってしまいましたが、
何せ重賞初出走。
しかも3,200mならこんなものでしょう。
そして、このレース、宝塚記念も父が制覇できなかったレースです。
正確にいえば出走する事が叶わなかったのですけれども。
1992年は天皇賞・春後に骨折が判明、1993年は宝塚での復帰を目指すも
またも骨折で有馬記念まで休養。
1994年も骨折で宝塚に出走叶わず、そのまま引退。
勝ったGⅠが2,000m、2,400m、2,400m、2,500mだった事を考えれば、
2,200mの宝塚記念は勝つ可能性は十分あったといえましょう。

そして、その宝塚記念出走はトウカイカムカムに託されました。
距離的には今まで中・長距離をきっちりと使ってきたので心配いらないでしょう。
ただ、その父にも勝るとも劣らない、ディープインパクトが相手ですから、
あんまり大きな口は叩けませんが、競馬に絶対は無いといいますから。
今回はあのライスシャワーの悲劇以来の京都開催の宝塚記念。
ディープインパクトは菊花賞で引っかかりましたからねw

そうそう、カムカムの鞍上に固定されるかと思われた幸騎手が騎乗停止
だそうで・・・
乗り代わりは池添騎手で、中々いいところ、つかまえてきたなと。
この乗り代わりが按上強化と出るか、手が合わないと出るかは、
いざ走ってみないとね^^;
前者であって欲しいですけれども。
ちなみに去年の宝塚記念、勝った騎手は誰でしたっけねw

発走時刻は15時40分!(たぶん)
結果は3分後には出ていることでしょう。
願わくば、トウカイカムカムの勝利で一つ。

追記-
一時は出走どころか命さえ危ぶまれたコスモバルクが出走してきて何より。
でも、調教しっかり付けられたでしょうかね?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 16, 2006

条件戦が変わります。

この夏から中央競馬の昇級システムが変わるそうです。
降級そのものはそのまま維持されるようですが、その夏に条件戦を勝つと
一度勝ち抜いたクラスにはもう、戻れなくなります。
つまり、同じランクのレースに連続出走出来なくなるわけですね。
何でも1600万下のレースが出走数が少なく、この条件の拡充が目的だそう。
もちろん裏にある多頭数化での売上増加もあるわけですがw

まあ、確かに1600万条件でフルゲートになるところは中々見ませんけれども、
自分の応援している馬が勝つところを見る回数は確実に少なくなりそう。
条件戦でちまちまと勝ち数稼いでる馬というのは確かにいるわけで、
それが確実に無くなってしまうのですからね。
その分、勝ち星が別の馬に回ることは回るのですが、実際に何回も勝つ事に
よって勝ち癖つけていく馬もいるわけでして、そういうケースは無くなっていく
のかなと。

予想する方も多少難解になってくるでしょう。
「この条件はもう一回勝っているのだから、この馬が頭で良いだろう」という
簡単に一頭選出というわけにはいかなくなるのですから。
このあたりにもJRAの買い目点数増やそうという策略がw

いずれにせよ、もうすぐそこまで来ているシステム。
しばらく様子見か、それとも勝負に出てみるか、馬券師には勝負どころかもw
私はその点、もうあんまり馬券買わないのでいいですけどね^^;
夏競馬がどう変わるかが興味あるだけです。
注目してみてみることにしましょう。

追記-
その前に宝塚記念。
こちらもフルゲートにならないおかげでカムカム出走決定ですw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 28, 2006

競馬界も新たな一年に。

今日はダービーデーでした。
イギリスのダービー卿の名を冠するレースは世界各地にありますが、
日本のダービー、日本ダービーは正式には東京優駿といい、
今年73回目を迎える伝統あるレースです。
かつては種牡馬選定の基準となったレースですが、ここ最近は勝った馬も
あまりその後の活躍が無く、種牡馬としてもいまいちではありますが、
生産者や関係者にとってはそれでも一番の目標です。
なにせたった18頭しか出られないのですから、それだけでも栄誉な事。

さて結果から言いますと、皐月賞馬メイショウサムソンがダービーも制し、
2冠馬となったわけです。
セントライト、クモノハナ、トキノミノル、クリノハナ、ボストニアン、コダマ、
メイズイ、シンザン、ダニノムーティエ、ヒカルイマイ、カブヤラオー、
カツトップエース、ミスターシービー、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、
ミホノブルボン、ナリタブライアン、サニーブライアン、ネオユニヴァース、
ディープインパクトに続く、21頭目の皐月・ダービー制覇です。
73頭中、21頭ですから、力と時の運が無いと中々達成できるものでは
ありません。
中には?な馬も入ってなくはないですが、いずれも歴史に名を残す名馬。
メイショウサムソンも諸先輩に負けず、名声を高める事が出来るでしょうか?
血統的にも長距離OKっぽいのでこのまま、まずは秋の菊花賞で3冠狙い。

その父のオペラハウスですが、テイエムオペラオーに続く大物を出した事に。
母の父もダンシングブレーブで、欧州の長いとこ使える本格派って感じです。
凱旋門賞あたりのレースの適性なら、ディープインパクトより上かもしれません。
もっとも、まだ比べるのは可哀想ですけれどもね。
しかし、オペラハウスというのは馬主孝行な種牡馬です。
メイショウの松本氏、テイエムの竹園氏といったローカル重賞の常連馬主さん
(失礼!)にクラシックや古馬GⅠをプレゼントしたんですから。
もちろん、馬主さんの眼力があってのことはいうまでもありませんけれどもね。

さて、ダービーも終了し、競馬界はある意味、新しい一年を迎えます。
もうすぐ始まる新馬戦の中から、来年のダービー馬を見つけるのですからね。
願わくば、それが我が愛しのトウカイテイオーの子でありますように。
無敗のダービー馬は無敗のダービー馬から。
その夢を再び、なのですよ。

メイショウサムソンと石橋守騎手、松本オーナー、瀬戸口調教師とスタッフの
みなさん、おめでとうございした!

追記-
・・・と、ダービーの余韻覚めやらぬうちに買物に借り出されて、目黒記念は見れず。
長距離重賞好きなんですのに・・・

| | Comments (2) | TrackBack (0)

May 17, 2006

北海道の星に不吉な影が?

先日、ホッカイドウ競馬に在籍するコスモバルク号がシンガポールの
クランジ競馬場での国際G1、シンガポール航空国際Cを先行抜け出しで勝ち、
地方競馬では勿論、初の大偉業を達成。
シンガポールのレースを勝ったのも日本競馬史上初。
もっとも、海外のG1勝った馬はこのコスモバルクで11頭目で、そんなに
多くないのもあるのですが。
ディープインパクトが凱旋門賞挑戦、先にドバイシーマクラシックを勝った
ハーツクライがキングジョージ挑戦で、そこに割り込む1頭になったか、
その矢先、コスモバルクに暗雲が立ち込めてきたようです。

当該地、シンガポールを出国する際、検疫があるのですが、それに
引っかかってしまったとの報道がなされました。
日刊スポーツのソースによると「はっきりした結果がでなかったので」という
ニュアンスですが、読売新聞のソースによると事態はより一層深刻のよう。
伝染病の陽性反応が出て、現地よりも精度の高い検査が出来る英国に
検体を送っている状態だとの事。
伝染病によっては殺処分もありうるだけに、無事を祈りたいところです。

・・・と書いている間に読売のソースが消滅し、日刊に似たような記事が。
先走りの誤報だったのでしょうか?

読売第一報(一部抜粋)↓
農林水産省などによると、コスモバルクは14日、シンガポール航空国際カップ
出走後、検疫を受けた際、 貧血や発熱などの症状を示すウマピロプラズマ病の
陽性反応を示したという。
(2006年5月17日13時28分 読売新聞)

読売第二報(一部抜粋)↓
農林水産省などによると、コスモバルクは、14日のシンガポール航空国際カップ
出走後、検疫を受けた際、 血液の1次検査で、貧血や発熱などの症状を示す
ウマピロプラズマ病の陽性か陰性か判然としない反応が出たという。
(2006年5月17日23時8分 読売新聞)

何にしろ、無事を祈りましょう。
読売新聞はこの事についてきちんとレポート提出するように。

追記-
この事で海外遠征自粛の機運が高まらなければ良いのですが・・・
ドバイの地に散ったホクトベガが思い出されます・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 29, 2006

明日は中山へ。

いよいよ、明日、京都でトウカイカムカムがディープインパクトと決戦。
重賞初出走なので大きなことは言えないですし、相手は三冠馬なので、
胸を借りる程度なのですが、何せテイオー後継の座が掛かっています。
今までGⅠを勝ったトウカイテイオーの子はいずれもマイル戦。
トウカイポイントがマイルチャンピオンシップを、ヤマニンシュクルが
阪神ジュベナイルフィリーズを、ストロングブラッドがかしわ記念を。
もちろん、GⅠ勝ちほど嬉しい事は無いのですが、テイオーの子だからこそ、
中・長距離のGⅠが欲しいのですよ。
しかも、父が勝てなかった天皇賞の座を。

ただ、世界的には長距離レースの重要度というのは低下していて、
勝っても評価に+になるどころか、下手すれば-かもしれません。
しかし、GⅠを勝っていないとそれ以前ですからね。
ここを勝って宝塚、もしくは好走して目黒記念→宝塚と行けたら、どんなにか
素晴らしい事か。
幸い(?)、宝塚はディープもハーツクライもいないので、良いとこ取りも出来そう。
本来なら、この2頭を負かしてこそ意味があるのですが、もう、そうも
言ってられない歳なのですよ、テイオーも。

とにかく、明日は早くから競馬場に乗り込みます。
でも、早めに帰ってきて家で観戦かも。
そういうわけでおやすみなさいなのです。

追記-
カムカムの単勝を1000円の1点勝負。
もっとお金があればねぇ^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 09, 2006

ディープインパクトに挑戦状Byカムカム。

昨日行なわれたオープン戦、大阪-ハンブルグC(阪神競馬場・2,500m)で、
トウカイカムカムが見事1着となりました。
これでついに3連勝となりまして、晴れて春の天皇賞への切符を手に。
去年末の復帰戦以来、芝の2,200m以上ばかりを使って大事に大事に
仕上げてきましたからね。
父親の取れなかった春の天皇賞をディープインパクトを向こうに取れるかどうか。
トウカイカムカム自身はこれがGⅠどころか初の重賞出走になるのですが、
今回降した中には中山金杯馬のビックゴールド、目黒記念、ステイヤーズS馬の
チャクラ、大阪杯、中京記念馬のタガノマイバッハと3頭もの重賞馬が。
どの馬も旬は過ぎている感があるのは否めないのですが、
今ならもしかするともしかするかもしれない雰囲気は醸し出している・・・ような。

ちなみにここ5年の3着馬までの前走を書きますと以下の通り。
2001年
1 テイエムオペラオー 産経大阪杯  4着
2 メイショウドトウ  日経賞 1着
3 ナリタトップロード 阪神大賞典  1着
2002年
1 マンハッタンカフェ 日経賞     6着
2 ジャングルポケット 阪神大賞典 2着
3 ナリタトップロード 阪神大賞典  1着
2003年
1 ヒシミラクル    産経大阪杯  7着
2 サンライズジェガー 阪神大賞典 10着
3 ダイタクバートラム 阪神大賞典   1着
2004年
1 イングランディーレ ダイオライト記念 2着
2 ゼンノロブロイ   日経賞      2着
3 シルクフェイマス  京都記念 1着
2005年
1 スズカマンボ    大阪-ハンブルクC 3着
2 ビックゴールド   大阪-ハンブルクC 1着
3 アイホッパー    阪神大賞典   2着

まあ、データ上は厳しいのは間違いないのですが、去年のデータが救い。
大阪ハンブルクから勝ち馬と2着馬。

ちなみに大阪ハンブルグ優勝馬の次走の成績は・・・
2001年 メジロサンドラ 54 休養
2002年 トウカイオーザ 58 目黒記念             6着
2003年 トウカイオーザ 56 東京競馬場リニューアル記念 5着
2004年 ヴィータローザ 56 天皇賞(春)           12着

・・・見なきゃ良かったかも。
トウカイテイオーのご実弟、トウカイオーザが2年連続でかつもその後は敗退。
今回54kg勝ちなんですよねぇ・・・

まあ、天皇賞もともかく、その後の目黒記念勝ちを目指すってことで^^;
頑張れトウカイカムカム!

追記-
当日はレーシングプログラムもらいに朝から出向こうと思います。
競馬場は久々かも。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

April 03, 2006

マックイーン旅立つ・・・

メジロマックイーンが死んでしまいました。

私の大好きなトウカイテイオーの前に初めて立ちふさがった大きな壁。
まさにメジロ牧場の結晶のようなその馬は、前年の春の天皇賞勝ちで、
祖父メジロアサマ、父メジロティターンについで3代連続の天皇賞馬となっていた。
その強さとは裏腹に、秋の天皇賞で降着したり、無名のアメリカ馬
ゴールデンフェザントに不覚を喫したり、JRA様ご推薦のダイユウサクに
負けちゃったりと、お茶目なとこもあったものです。
しかし、その実力は誰もが認めていました。
私はアンチ武豊騎手だったりするもので、同騎手のお手馬であるマックイーンを
応援する事は無かったですし、いざ決戦の時はテイオーが負けるはずは無いと
信じていました。
彼はステイヤーでした。
テイオーをあっさり下し、貫禄を見せ付け、テイオーとテイオーファンをどん底へと
突き落としたのです。
テイオーに再戦の機会は訪れませんでした。

明けて翌年、菊花賞馬対決でこれまた私の応援するライスシャワーとの対決。
かつてない3年連続の春の天皇賞制覇がかかります。
しかし、今度は勝手が違いました。
レコードブレイカーにしてマックイーン以上のステイヤーであるライスの前に
負けを喫してしまいます。
そして、その秋には故障で引退。
こちらはマックに再戦の機会が訪れることはありませんでした。

そして種牡馬生活。
4代連続の天皇賞馬輩出がかかっていたのですが、どうやら夢となりそうです。
競走生活が終わってから、素直にマックの実力を認められるようになり、
密かに応援もしていたのですけれどもね・・・
亡くなった4月3日は彼の19回目の誕生日でした。
どうか安らかに眠ってください。

追記-
最近の競馬ファンはゲームのやり過ぎとサンデー産駒の見過ぎでマックの事、
フロックだと書く人もいるようですね・・・
伊達や酔狂で顕彰馬になれるほど甘くは無いんですけれども。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 26, 2006

ドバイでの日本馬ダブル快挙。

ドバイで行なわれた国際レースで日本馬がやってくれました!
ドバイワールドC、ドバイデューティフリー、ドバイシーマクラシック、
ドバイゴールデンシャヒーン(以上GⅠ)、ゴドルフィンマイル、UAEダービー
(以上GⅡ)の6レースに日本馬8頭が出走して、なんと、シーマクラシック、
ゴドルフィンマイルの2レースをモノにしたのです。

ゴドルフィンマイルを制したのはユートピア。
地味ながらGⅠ4勝馬だったりするのですが、いずれもが地方での統一GⅠ。
そのうち、3勝までもが盛岡で盛岡専用との印象の薄い子だったのですがw
ナドアルシバ競馬場が盛岡競馬場に似ていたんですかねw
とにもかくにも日本初の国際グレードのダートGⅡ制覇馬となりました。
GⅢのレースは日本にも武蔵野Sがありますが、今まで海外馬出てないので、
実質、国際グレードのダート、初勝利ってとこでしょうか。

ドバイシーマクラシックを制したのはハーツクライ。
ご存知、ディープインパクトを暮れの有馬記念で下した馬です。
いつもは後方からの切れ味で勝負する馬なのですが、なんと今回は
逃げ切りがちだそうで。
勝っただけではなく、新境地を開いたのは大きかったかもしれません。
今後はイギリスのキングジョージに出走のプランがあり、
これが実現すればディープインパクトと海外での激突になります。
いやー、どこの競馬ゲームの話だって思いますよね^^;

最後にドバイデューティーフリーに国際GⅠ馬、アサクサデンエン、
ハットトリックの2頭が出走したのですが、どちらも惨敗。
日本馬がこれだけ大挙して出走する時代でも、易々とは勝たせてくれない、
それを再認識させてくれる結果でしたね。
臥薪嘗胆を期して欲しいものです。

先日のWBCといい、日本のスポーツが世界で通用するというのは、
なんとも喜ばしい限り。
今年も幾つもの重賞に名を刻んで欲しいものです。

追記-
今度は内国産馬で海外重賞制覇とお願いしたいものです。
サンデーサイレンスやフォーティナイナーだけじゃね・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 19, 2006

カムカム2連勝!

トウカイテイオーの期待の星、トウカイカムカムが休養から戻ってきて、
2ヶ月が経とうとしています。
その5ヶ月間の休養前も1戦しかしておらず、その前は8ヶ月の骨折休養。
年が明けて5歳、父と同じ旧年齢で言えば6歳にはなりますが、
あまり使ってないせいもあって馬体に衰えは無いよう。
ここに来て2連勝を飾りました!

03/11/30 サラ系2歳新馬       京都2,000不良 北村 5着
03/12/20 サラ系2歳未勝利     阪神2,000良   熊沢 2着
04/05/15 サラ系3歳未勝利     京都2,000良   熊沢 3着
04/06/06 サラ系3歳未勝利     中京2,000稍重 熊沢 1着
04/06/26 サラ系3歳上500万下  阪神2,200稍重 熊沢 1着
04/07/25 玄海特別         小倉2,000良   熊沢 3着
04/08/29 高千穂特別        小倉2,000良  熊沢 1着
05/04/23 オールトラリアトロフィー 京都1,800良  和田 9着
05/12/10 境港特別         阪神2,200良   松永 7着
05/12/25 江坂特別         阪神2,500良   幸   2着
06/01/05 初夢賞           京都2,200良   松永 2着
06/01/22 睦月賞           京都2,400良  松永 4着
06/02/04 許波多特別        京都2,200良   松永 1着
06/02/19 琵琶湖特別        京都2,400良 松永 1着

今までの成績はこんな感じ。
父親ほどの派手さはありませんが着実に実力を示しているという感じです。
04年の骨折前は父の取れなかった天皇賞を・・・と期待していたのですが、
私のこんな日記も残っていますw
あれから遠回りしたカムカムくんですが、長距離レースをきっちり勝ち上がって、
今年こそはその夢を実現してくれるのかも。
次は1600万条件ですが、来週25日に御堂筋S2,500mがありますが、
ちょっとばかり使い詰めできていますので、無理はしないでしょう。
3月12日中山のサンシャインS2,200mか、3月18日阪神の但馬S2,000m。
格上挑戦で4月5日の大阪ハンブルクC2,500m、さらに格上重賞挑戦、
中京記念2,000m、阪神大賞典3,000mという手も・・・
まだ、関東で見られる日は先になりそうですが、頑張って欲しいですね。
中京記念あたり、狙い目だと思いますけどね。
天皇賞には賞金必要なので^^;
ま、無理は禁物ですけども。
テイオーの子供ならやってくれるに違いありませんよ!

追記-
バシリコスも期待ほどは良いレースできてないようですし、
ストロングブラッドは故障したまま。
カムカムに頑張ってもらわないとなりません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 15, 2006

中央競馬に的場復活。

私が競馬をはじめた頃、関東にも渋い騎手が存在しておりました。
その代表格が的場均騎手でした。
派手に活躍するでもなく、それでいて地味でもなく、職人気質の騎手。
関東のツートップ、岡部幸雄騎手と柴田政人騎手に次ぐ三番手の評価。
しかして、平場で穴っぽい馬を持って来るのが上手で、結構当たり馬券を
いただいた記憶があります。
中山のダート1800mとかw

そんな的場騎手にスポットライトが当たったのが、1992年の菊花賞。
前年のトウカイテイオーに続き、ミホノブルボンが無敗で二冠を制し、菊花賞へと
駒を進めてきました。
これに立ち向かったのが、ダービー、京都新聞杯(当時は菊花賞トライアル)と
ミホノブルボンの後塵、いずれも2着を拝していたライスシャワーです。
先頭、逃げるキョウエイボーガンと競り合ったミホノブルボンを虎視眈々と
中段で狙いをつけ、直線しっかり捉えて三冠を阻止したのです。
そして翌年の春の天皇賞ではこのレースの三連覇を狙ったメジロマックイーンを
かわし、ここも勝利。
どちらも大記録を阻止し、人気のある両馬を下した事で悪役扱いに・・・
後にライスが淀のターフで非業の死を遂げるまで、その評価は変わらなかった
気がします。
私は的場騎手とライスの危なっかしくも大一番できっちりと勝ってくれる、
そんなところが大好きでした。
それ以外だとぽろっとこぼすんですよね。
ライスシャワーが死を迎えたその日、私は新聞を見つめてぽろぽろと泣きました。

その後、的場騎手はグラスワンダーと出会い、大きなレースをものにしましたが、
あまり記憶がありません。
そして迎えた騎手・的場均の引退の日。
しばらく、競馬から遠ざかっていた私は、その日を知りませんでした。
今は、調教師として活躍されている的場さん。
インターネットの記事で次男の騎手学校卒業を知りました。
目標にしている騎手はもちろん父・的場均騎手だそうです^^
所属する厩舎ももちろん父親の厩舎(予定)。
明日、騎手試験の合格発表らしいのですが、きっと予定を決定にしてくれます。
父親譲りの渋いジョッキーになって欲しいなと思います。

あ、もちろん、的場厩舎もどんどん勝ち星重ねてくださいw

追記-
競馬界は世襲こそ多いものの、実力社会ではありますから、
2世ジョッキーでも勝てない人はホント勝てないんですよね・・・
そうなっちゃダメです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 26, 2006

三冠馬、英国夏の祭典へ?

早いもので、先週で冬の中山開催も終わり、今週からは東京開催。
次に中山に戻ってくるのは弥生賞の開催される頃ですから、少しは暖かく
なっているかもしれませんね^^
結局、この冬の中山開催には1回もいきませんで、暖かくなったら、
お馬の写真でも取りに行こうかと思っております。

さて、その中山開催の有馬記念で敗れてしまったディープインパクトですが、
今年は春の天皇賞を経て、夏場は欧州遠征の計画もあるそう。
夏場の欧州といえばアスコット競馬場のキングジョージ6世&クイーン
エリザベスダイヤモンドステークス。
距離は芝12ハロンのチャンピオンディスタンス。
いまだかつて、日本馬は優勝はもちろん、複勝圏内(3着)もありません。
1969年にスピードシンボリが挑戦し5着、1985年にシリウスシンボリが8着、
そして2000年にエアシャカールが5着。
さて、今度は日本が誇る三冠馬の挑戦です。
これは期待するなというほうが無理、というところでしょうね。
私自身は多少、ディープの事は醒めて見ているのですが、いざ遠征となれば、
応援はするでしょうし、盛り上がりはするのでしょう。
何にせよ、まずは天皇賞をどう乗り切るかなんですけどね。
まずは、天皇賞か、そのステップレースに注目しましょう。

追記-
今年は幾つ、国際レースを勝てるでしょうか。
JRAの国際化路線の成果が毎年のように問われるのです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 25, 2005

三冠馬敗れる。

千葉県は船橋市、中山競馬場において、1年の締めくくりのグランプリ、
第50回有馬記念が行なわれました。
今年は3冠馬ディープインパクトの無敗での有馬記念挑戦という、
今まで無い史上初めての事態を迎え、マスコミも大きく取り上げていた
せいか、何時もは競馬を見ない人にも興味を沸かせたとみえて、
うちの母も昨日、「明日はディープインパクトとかいう馬が勝つんでしょ」と、
早くも勝利予想を出していましたが、そう競馬は甘くありません。
確かに無敗での3冠制覇はかつてシンボリルドルフしか成し得なかった
偉業ではありますが、それは3歳の中だけでの事。
今まで無敗のまま、古馬混合のGⅠレースに出た馬は無敗記録を伸ばす事
無く敗れ去っているというデータが存在します。
それこそ例の少ない事なのですが、その3頭のうち、2頭が
シンボリルドルフであり、トウカイテイオーなわけです。
父シンボリルドルフはその年のジャパンカップに出走し3着。
子トウカイテイオーは翌年の大阪杯GⅡを勝ったものの、天皇賞春で5着。
古馬の壁は厚いのです。
しかも、それが無敗でのプレッシャーの中で行なわれるのですから。

そして、敗れるべくしてディープインパクトは敗れました。
しかし、差を詰めての2着。
評価をそれほど落とさずの敗戦だったのは幸いでしょうが、
フジテレビに映った泣き崩れたファンにとっては衝撃だったでしょうね。
ともあれ、来年、どう反撃に出るかがみものです。
このままでは終われないでしょうしね。

ジャパンカップ2着→有馬記念1着のハーツクライもお見事でした。
あの高速決着JCを経ての有馬記念制覇ですから、価値はかなりの物。
ゼンノロブロイ、タップダンスシチー2頭の国際GⅠば無き後、
古馬を支えなくてはなりません。
ディープとの再戦もあるでしょうし、楽しみです^^

競馬に絶対は無い、みんなに確認させてくれた日でした。
私はもう10年以上前に知ってましたけどねw

追記-
世代の壁がレース前に囁かれていたのですが、それを証明する事に。
来年は古馬の層が薄くなってしまう戦国時代到来か。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 28, 2005

2400mレコード塗り変わる。

今年も府中の杜で世界から強豪の集う華やかな競馬の祭典、
ジャパンカップが行なわれました。
ここ数年、参戦馬の寂しいジャパンカップでしたが、四半世紀を迎えた
昨日の第25回目のレースには久々に欧州芝の最高峰、凱旋門賞馬バゴ
(ただし、"昨年の"がつきますが)が参戦。
これは1999年のモンジュー以来の事。
ここ数年の凱旋門賞馬は凱旋門賞制覇後にすぐに引退してしまったり、
凱旋門賞の行なわれるロンシャン競馬場とジャパンカップの行なわれる
東京競馬場の馬場適性の違いからか、中々来てくれなかったのですよね。
今までの凱旋門賞馬のジャパンカップでの成績は、

1988年トニービン凱旋門賞1着→ジョッキークラブ大賞2着→ジャパンカップ5着
1989年キャロルハウス凱旋門賞1着→ジャパンカップ14着
1993年アーバンシー凱旋門賞1着→ジャパンカップ8着
1996年エリシオ凱旋門賞1着→ジャパンカップ3着
1999年モンジュー凱旋門賞1着→ジャパンカップ4着

他に1982年にJC2着のオールアロングが翌1983年の凱旋門賞を制した
例がありますね。
今回のバゴは今年の凱旋門賞を3着、ブリーダーズカップターフ4着を経ての
かなりハードなスケジュール。
欧州→北米→アジアとどれも芝最高峰決定戦のレースです。

他にはこれまた"去年の"ブリーダーズカップターフ馬ベタートークナウ。
凱旋門賞よりは日本の馬場に近いBCターフですが、何せ強行軍。
今までのBCターフ馬の出走は、

1993コタシャーンBCターフ1着→ジャパンカップ2着
1996ピルサドスキーBCターフ1着→(翌年)→1997ジャパンカップ1着
1997BCターフ1着→(翌年)1998BCターフ4着→ジャパンカップ4着
2003BCターフ1着→ジャパンカップ16着

他には2000年のジャパンカップ3着だったファンタスティックライトが翌年、
BCターフを制しています。
今年のベタートークナウは直前のBCターフを7着、シーズン終盤で調子下降
気味かなという感じでの出走でした。

私の注目の外国馬はウィジャボードでした。
BCフィリー&メアターフという北米の牝馬芝最強決定戦で去年1着、今年2着。
これで55Kgの斤量ですから勝負になると踏んだのです。

それは置いておいて・・・
迎える日本馬の方は大将格のゼンノロブロイ。
これがなんと言っても去年の天皇賞・秋、ジャパンカップ、有馬記念馬。
秋の主要レースを全て制覇など中々出来る事ではありません。
ただし、今年は勝ち星無しでの出走。
去年で力を使い果たしたかという印象。
そして牝馬ながらそのゼンノロブロイを破り、今年の秋の天皇賞を制した
ヘブンリーロマンス。
引退を来年に控えた松永幹夫の鞭がしなります。
あとは地味ながらも国際GⅠ2勝馬タップダンスシチーとか、何時の間にか
春の天皇賞取ってたキングマンボとか。
豪華とはいえないまでも華やかーなメンバーでのレースでした。

さてレースが開始するやいなや、ストーミーカフェとタップダンスシチーで
ペースをぐんぐんと引っ張っていきます。
1000m通過のタイムが58.3というハイペース。
最近はどのレースでも上がりの(=終盤が早い)レースになる事が多いので、
珍しいほどの早さです。
坂を登っての2000mの時点で1.57.7。
2000mのレースだとしても早い部類に入るくらいで最後の2ハロンも多少、
ペースが緩んだものの、2.22.1でフィニッシュ。
もう破られないと思われていた第9回JCのホーリックス、オグリキャップの
叩き合い、2.22.2の日本レコードを更新してしまいました。
(一応世界レコでもあります)
このレコードを叩き出したのはアルカセット。
海外馬の中では2400mのスペシャリストと目されていた馬です。
バゴは8着、ベタートークナウは12着、ゼンノロブロイは3着。
5着に入った馬のうち、4頭までが外国人騎手の乗った馬でした。

さて、これが終わると後は有馬記念が残るだけです。
三冠馬ディープインパクトがジャパンカップをサボリ、体力を温存したまま、
ゼンノロブロイらを待ち構えます。
果たして巻き返しはあるのか。
結果はクリスマスの日に出ます。
待て次号!

追記-
讀賣新聞に「三冠馬不在の日本勢は~」ってやっぱり書かれてしまいましたね。
ディープは責任重大なのですよ・・・

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 08, 2005

なんちゃって国際グレード馬増える。

手持ちのホームページ辞典を片手に手動でコツコツ、夜通し作ってみました。
国際グレードレース勝利馬一覧
あ、もちろん日本馬だけなんですけどね。
きっかけはここ最近の国際レース増加の中で国際グレードレースが
何時の間にか増えていたんだなーと気が付いた事です。
競馬に詳しくない人はご存知ではないかもしれませんが、一口にレースと
言っても色々格があるのですよね。
まずは大体の馬が新馬戦・未出走戦からスタートします。
このレースには通常、1回しかでれません。(同じ開催中なら何回か出れますが)
もちろん、勝てる馬は1頭、同着もありえますけども、普通は1頭。
負けた馬は未勝利戦に回され、そこで勝った馬や新馬戦を勝った馬たちで
500万下、1000万下、1600万下等、条件戦と呼ばれるレースが戦われます。
そこを勝ち抜けてオープン戦を経て、重賞のGⅢ、GⅡ、GⅠへと進むわけです。
もちろん自信があればいきなり上のクラスに挑戦するも良し、
ただ、上のクラスは勝ちぬけてきた馬が犇いていますから簡単ではないのです。
その中で一番格が上なのはGⅠレース。
競馬を余り知らない人でも聞くような有馬記念、ダービーなんてのはみんなGⅠ。
全ての馬はこのGⅠ制覇のために日夜練習を重ね走っています。

さて、このGⅠといっても、実は興行的にJRAが決めているだけで、
世界的にはランクがついてないのですよ、ほとんど。
理由は外国の馬が出走できないレースばかりで勝手にGⅠ名乗ってる
んじゃないよという事なんですね。
近年、それではいけないということで、海外に対して門戸開放し、
国際グレードを貰うレースが増えています。
国内GⅠに国際GⅠのお墨付きをいただくわけですね。
もちろん国内GⅠで国際GⅡと言う事もありえます。(国際的には格不足)
国内の馬産地が潰れる事になるかもという声がある中、なぜこんな解放を
するかというと、国際セリ名簿で不利だからなのです。
日本の種牡馬が日本の大レースにいくら勝っても国際的には認められない
ってことなんですよ。

で、急遽、国際グレードレースを増やしているJRAですが、中身は散々。
国際グレードがついても中身を見ると外国馬出走無しのレースが多いんです。
見る方にとってもなんだかなーという感じなんですよね。
GⅠクラスはともかく、GⅡになると全くといっていいほど外国馬がこない。
日本では外国人の馬主登録が出来ないので、海外の馬持ち込んで、
日本でそのまま滞在競馬ってのが出来ないんです。
一戦一戦、海の向こうからつれてきて、キツい検疫通さなければならない。
→それだったら地元のレース使った方がいいやって事です。
賞金格差だってそれほど魅力的ではなくなってきましたし、
何よりグレードはかかっていても日本のレースは無名ですからね。
そういうわけで、日本馬のなんちゃって国際グレード馬が増えていくわけです。
ちなみに前述の有馬記念もダービーも今のところ国際格付け無し。
有馬記念は解放されるので今に格付けつくでしょうけども。

私は以前、内国産の血を大事に書きました。
しかし、JRAが門戸開放を打ち出している以上、手を尽くさねば
次々大事な血統がついえていきます。
懐かしい血統がゲームの中でしか見られなくなる日も来るかもしれません。
同時に手厚い保護も望みます。

追記-
日本で初代の国際GⅠ馬はトウカイテイオーなのであります。
子供も国際GⅠ取ってくれないかなと密かに期待を・・・

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 05, 2005

GⅠレース、一丁追加。

毎年恒例になってきたJRAの番組改革。
この度、来年度の改革プランが公表されました。
その中の目玉は、なんと言っても春のGⅠ戦線に1レースの増設。
今までは古馬の牝馬GⅠは秋のエリザベス女王杯2200mしかなく、
一線級の古馬牝馬は春は牡馬に混じって戦うしかありませんでした。
今回、新設されるレースはマイル戦(1600m)ということで、
長距離の不得意な古馬牝馬には一つの目標ができた事になります。
日程的にそのまま、安田記念へという路線も考えられますね。
GⅠレースの乱発という意味で反発もありますが、すでにGⅠ内でも
格付けは出来ちゃっていますから別にいいかなとw
まさか有馬記念勝ち馬とかしわ記念勝ち馬を同列に扱う人もいない
でしょうしね><
まあ、先日のヘブンリーロマンスを見るまでもなく、牝馬でも勝負に
なる馬はなりますし、牝馬なら繁殖としての楽しみもありますし、
馬主によって傾向はくっきり出るでしょうねー。

もう一つ、ダービー(11R)の開催後に目黒記念(12R)を移設だとか。
先年、ジャパンカップと同日にジャパンカップダートを開催し一定の成功を
収めたのに気を良くしてか、売上増を目指しての方策。
薄暮競馬になるということで、この競争は地方局が放送できるかも
ちょっと微妙な時間になります^^;
しかし、2400のGⅠの後に2500のGⅡはちょっとバランス悪い気も
するのですが、まずはやってみてからというとこですかね。

競馬を面白くする為の改革なら大歓迎です。
もう毎年今度は何が変わるのかなーと楽しみですらありますし^^;
期待しています。

追記-
レース名は何になるのでしょうねー。
今月中に発表との事であります。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

October 23, 2005

6頭目の牡馬クラシック三冠馬。

ディープインパクトが菊花賞を制して無敗の三冠馬になったようですね。

皇帝シンボリルドルフが負け無しにクラシック三冠の座について21年。
その間、シンボリルドルフの息子、トウカイテイオーが三冠の夢を挫折し、
ナリタブライアンが無敗でこそ無かったものの三冠を達成し、
そのシンボリルドルフが種牡馬の座をも引退した21年の長さ。
ジョッキーで言えば皇帝の盟友岡部幸雄騎手もついに鞭をおき、
その育ての親である馬主和田共弘さんと野平祐二調教師も鬼籍に
入られてしまった、それだけの長さ・・・
日本最大を誇る社台ファームの看板種牡馬も変わりました。
ノーザンテーストからリアルシャダイ・トニービンら暫定政権を経て、
圧倒的なサンデーサイレンスへ。
バブル絶頂期、日本がアメリカから手に入れた近代競馬の至宝、
サンデーサイレンスが日本サラブレット生産界に残した最後の一滴、
それがディープインパクトなのかもしれません。

まあ、とりあえずおめでとうとは言いましょう。
しかし、この後には古馬との戦いがあり、ジャパンカップ、有馬記念が
控えているのです。
シンボリルドルフはジャパンカップに中一週の今で言えば強行ローテーション
で出走しました。
当時、昭和56年から行なわれていたジャパンカップで日本馬は苦戦、
このルドルフ三冠の年、4回目を迎える事となります。
三冠馬シンボリルドルフとその先輩である同じく三冠馬ミスターシービー、
この2頭にJC初奪取の期待が込められたのは想像に難くありませんし、
野平調教師も「勝負付けが済んだ相手より更に強い相手と鎬を削るレースを」
と思っていたと本に記述があるくらい。
結果は3着ではありましたが、その挑戦には誰もが拍手をしたはず。
ディープにも怯まずジャパンカップへと駒を進めて欲しいものです。
当時よりローテーションは楽ですし、海外の一流馬の参戦も少なくなって、
勝てる見込みのあるレースから退く必要は無いでしょう。
皇帝越えを目指さないなら別ですけどねw

そういうわけで、スターホース不在の競馬界を引っ張ってって下さいね。
良いライバルがいてこそ盛り上がるのですが、それはこれからを待ちましょう。
今の古馬陣では少し役者不足っぽいですから^^;

本音を言えば、スタージョッキーを背に良血馬が無敗でクラシック三冠制覇
ってどこの競馬ゲームの話?って感じなんですが、この際黙っておきます。
もう少しドラマがほしいかなと。

追記-
この後、ディープが成長するのかしないのか。
シンザンやルドルフのように古馬の一流レースをことごとく制するか、
それともシービーやブライアンのように古馬戦では苦戦か・・・
最近の馬のように3歳戦線で燃えつき引退か・・・

| | Comments (3) | TrackBack (0)

September 07, 2005

来年のダービーを是非!

長らく後継馬の待たれるトウカイテイオーですが(ストロングブラッドの立場は・・・)、
今年、期待の出来る新星がデビューしました。
その名もマイネルバシリコス。

この間の9月3日の札幌競馬第4レースに出場。
関東のトップジョッキー、横山典弘騎手を背に1,800mを疾走。
中段辺りを追走し、直線でするすると伸び、先頭でゴールへ。
単勝1.3倍の人気に応え、新馬戦を勝利で飾りました^^
次走は重賞の札幌2歳Sを予定しているようで、期待が膨らみますねー。
・・・と言いたいところですが、新馬戦、経験を積むのなら揉まれた方がいいのですが、
6頭だてと小頭数だったのですよね^^;
楽なレースをしてしまったところがどうでるか、10月1日に結果がでます。
ここを勝つようですとこれからのGⅠ戦線に賞金の心配なく望めるのですけどねぇ。
(レースで出走希望馬が多かった場合、一部を除き賞金の少ない馬から除外されます)
ともかく、祖父ルドルフも父テイオーも新馬勝ちから始まったのです。
これを期待せずに何とするか!です。

ちなみにこの子、母の父、サンデーサイレンスなので種牡馬後はサンデー肌馬とは
配合できない事になりますね。
それでもまあ、テイオー高齢化の今、文句は言えません。
17歳でまだまだ元気ではあるのですが、シンボリルドルフが初年度でテイオーを
得たのと比べると不安はではありますから。

マイネルなのが心配、そこが一番心配なんですけどね。
それは言わないお約束ということで・・・

追記-
UO頑張りすぎでちょっと疲れている感じでしょうか。
人のアイテムゲットに協力しましたので、今度は私に協力をw

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 05, 2005

香港の英雄、負けてなお強し。

この頃は日本でも普通に海外競馬の情報が入ってきます。
今までは好きな人が何とか手に入れていた情報なんかでも、
今はネットがあるので、ちょっと知りたくなったらすぐに検索。
ネットでレースの動画なんかも見れて着順だけでなくレース振りも
知る事が出来ます。
便利な世の中になったものですね。

それでも目が向くのは欧州、主に英国・仏国のの芝長距離路線か、
米国のダート戦。それ以外はきちんと調べないと中々、
詳しいところまではわからないものです。
ある日、記事を流し読みしていると16連勝なんて文字が目に飛び込んできました。
よくよく読んでみると香港でデビュー以来、勝ちつづけている馬がいる、
そして次のレースでアメリカのシガーの持つ連勝記録16を抜き、
新記録を達成するという内容でした。
シガーの名ならば良く知っています。
ブリーダーズカップクラシック、ドバイワールドカップというダートの二大競走を制し、
アメリカの英雄とまで言われた馬。
この馬でさえ、デビューから勝ち続けたわけではなく、14戦目からの16連勝。
短距離路線を無敗の驀進中のようでした。
ほー、すごい馬もいるもんだと、その日はそれで終わりました。

しばらくしてその馬が17連勝を達成したとの記事を見、あらためて調べて見ました。
その馬の名はサイレントウィットネス、漢字表記で精英大師。
香港の馬でせん馬(後継ぎを期待せず、去勢された馬)、
夏には日本の安田記念に来るかもというコメント付でした。
無敗の快速馬が日本襲来、これは面白いかもと思っていたのですが、
これはあっけなく崩れ去ってしまいました。
安田記念を前に出走したチャンピオンズマイルで同厩舎のブリッシュラックに
強襲されて敗北。
18連勝は露と消え、日本来日を前に土をつけられてしまいました。
敗れて2着とはいえ、もちろん素晴らしい戦績ではありますが・・・

このブリッシュラックと共に安田記念に出走が決まり来日。
今日のレースとなったわけですが、この香港の英雄をものともせず、
勝ったのが日本のアサクサデンエンでした。
去年の年末には、まだ条件戦を走っていた馬。
2着にはこれも日本馬のスイープトウショウ。
こちらはGⅠ馬ですから実力からすると妥当なところ。
3着と4着にサイレントウィットネスとブリッシュラックでした。
日本の層の厚さ(もしかしたら香港の層の薄さ)を思い知った次第。
惜しむらくは、この日本馬たちが海外遠征となると、
極端に数が少なくなるところです。
内弁慶ばっかりじゃ、時もとの利を生かしたとしか言われませんから^^;
勝ったアサクサデンエンは秋にも香港に乗り込むそうです。
頑張って欲しいですね!

サイレントウィットネスは17連勝中の1400m以下の戦いに比べ、
ここ2戦の2着3着は1600m戦でのもの。
距離の限界・・・かどうかはもう少し様子をみないといけませんね。
先行馬の沈んでいく中、粘った強さは本物だと思いますが。

これでしばらく、GⅠ戦線お休みです。
しばらく海外GⅠでも楽しむとしますかね。
新馬戦が待ちどうしい今頃です。

追記-
香港での記事を見るとやはりアサクサデンエンは”浅草田園”。
向こうの人は何のことだかわからないでしょうねw
スイープトウショウは”東商變革”。
トウショウは藤正牧場出身なのでトウショウなんですけどねぇ・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 29, 2005

血の袋小路は来るのか。

今日は年に一回の東京優駿の日。
いわゆる日本ダービーの事なのですが、1932年に始まったこのレース、
1945年、46年の中止を除いて今年で72回目になります。
3歳の馬にとって最高の栄誉であり、目標とするレースで、
皐月賞・菊花賞とあわせて三冠と呼ばれる中でもっとも重要なもの。
ホースマンなら誰もが優勝を望み、勝てたら引退しても良いと言った
騎手がいるほどなのです。

さて、今回、ディープインパクトという馬が断然の人気を集めました。
前走の皐月賞まで無敗できていて、出遅れても差し切るような
鋭い切れ味を見せていたからです。
一着馬を当てる単勝馬券でも110円という圧倒的な支持を受け、
結果的にこのダービーも圧勝しました。
(ダービーで110円などという事は異例で、もちろん新記録)

ネットで友達などはその勝ち方にワクワクしたといいます。
しかし、私には強いなぁと思いこそすれ、ワクワクする事はありませんでした。
ブラッドスポーツといわれる競馬ですが、ある一頭の馬の血筋が、
このダービーを席巻していたからです。
その馬の名はサンデーサイレンス
聞いた事のある方も多いでしょう。
この馬の子供と、その子供の子供、つまり孫が11頭もこのダービーに出走。
現在の日本のレースには最大18頭しか出られませんから、
ほぼ2/3がサンデーサイレンスの子孫で占められた事になります。

サンデーサイレンス-①ディープインパクト、③シックスセンス、
⑧ローゼンクロイツ、⑨ブレーヴハート、⑩アドマイヤジャパン、
⑬ダンツキッチョウ、⑮ペールギュント
アドマイヤベガ-③アドマイヤフジ、シルクトゥルーパー
スペシャルウィーク-②インティライミ
ダンスインザダーク-⑭ダンスインザモア
○の中の数字は着順です。

どうでしょうか。
サンデーサイレンス自身はすでにこの世に無く、亡くなっているわけですが、
すでにその後継ぎとなるような種牡馬がいくらでもいて、
しかも、みながみな、それなりの働き(=レースで勝つ馬を出す)を残しています。
それこそ今回優勝したディープインパクトがいらないくらいの数。
このまま行けば、サンデーサイレンスの血は行き付くところまで繁栄し、
数々の日本に根付いた零細血統を滅ぼした上で自らも滅んでいくでしょう。
サンデーサイレンスの子供に、またサンデーサイレンスの子を
付けることは出来ませんから。

私は自分自身がサンデーサイレンスという血脈に対して色眼鏡を
かけているのを自覚しています。
勝てる血統の馬が残っていく姿が正しいのも確かだと思います。
しかし、それでもなお、このダービーを寂しく思います。
このダービーに日本で何代も培われたサイヤーライン(父方のライン)の
馬は一頭たりとも出ていませんでしたからね。
そのうち、サンデーサイレンス系の牝馬に相性の良い大種牡馬と
呼ばれる馬も出てくるかもしれません。
その馬は是非、日本で育まれた血統であって欲しいものです。
海外のあまり知らないような馬を持ってきても嬉しさ半減ですから。

まあ、三冠馬がかかった年など早々あるわけじゃないので、
素直に楽しむ事にしましょうかね。
故障の無いように。
とりあえずおめでとうございますということで^^;

追記-
サンデーサイレンスの子、ちょっとは世界各地に輸出した方が・・・
現地にも海外種牡馬より現地種牡馬、という人もいると思いますが。
これだけいると日本じゃ生かしきれませんし。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 07, 2005

祝♪ダートGⅠ制覇!

トウカイテイオーの子がやってくれました。
5月6日の船橋競馬場第10レースのかしわ記念。
今年から丁度、GⅠに格上げされたこのレースに出ていたのは、
ストロングブラッドくん(牡6歳)。
ダートのレースだったのですが、内側をするすると抜け出して快勝!
トウカイテイオーが出した3頭目のGⅠ馬となりました!
今までストロングブラッドはGⅢクラスの重賞なら3勝していたのですが、
それ以上ともなると善戦どまり。
とは言っても地方のどさまわり巡業が多くて、今回の船橋競馬場も合わせ、
5ヶ所目。(上山、宇都宮、浦和、船橋、名古屋)
今回の勝利は地道に地方巡業こなしてきたご褒美のような物かもしれませんw

先ほど調べてみたのですが、ダービー馬から出たGⅠ馬はグレード制施行の
84年以降、種牡馬5頭から7頭。
そのうち、1頭はシンボリルドルフ→トウカイテイオーですから、
半分はトウカイテイオー関連株w

51 シンボリルドルフ→トウカイテイオー (ダービー、有馬記念、ジャパンC、皐月賞)
53 ダイナガリバー→ファイトガリバー(桜花賞)
57 アイネスフウジン→ファストフレンド(東京大賞典、帝王賞)
58 トウカイテイオー→トウカイポイント(マイルチャンピオンシップ)、
  ストロングブラッド(かしわ記念)、ヤマニンシェクル(阪神JF)
62 タヤスツヨシ→Hollow Bullet(ヴィクトリアオークス)

こんな感じです。
これ以前を見てもマイルのGⅠ馬を出しているダービー馬はいません。
(牝馬クラシックの桜花賞勝ちはいます)
ダートのGⅠを見てもアイネスフウジンくらいのものです。
もっとも、マイル路線、ダート路線が整備されたのは近年になってからなのですが、
それにしても異色と言えば異色。
かつてのダービー馬といったらやはりクラシックディスタンスの馬を出すのが
基本でしたからね。
私もそういう期待はしているんですが・・・

まあ、まずはトウカイテイオー産駒で初の牡馬GⅠ馬と言うことで、おめでたいです。
これで血統が繋げはしますからね。
GⅠを勝っていなくとも種牡馬には成れますが、勝っていた方が価値があります。
「ダービー馬の血を受け継ぐ、ダートチャンピオンホース!」とか、
JAROに通報されちゃうようなキャッチコピーで売り出すんでしょうかねw

ともかくも無事に引退まで頑張って欲しいです。
次走は18日のさきたま杯との事です。
GⅠ勝ったんだし、ガツガツしなくてもねぇ・・・
故障にだけは気をつけて、無事是名馬で行きましょう^^

追記-
マイネルソロモンという子もいるのですが、こちらは香港遠征。
勝てば今度は海外GⅠ制覇という勲章が!
とても勝てそうな相手じゃないのが集まってるんですけれどね(苦笑

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 10, 2005

名手がまた一人去ります。

日本競馬史に残る「花の15期生」の生き証人、
岡部幸雄騎手がついに引退を決意したそうです。
ここ数年は身体がガタガタだったようで、
かなりの無理をされていたとの事。
多くの騎手が50歳を前に引退し、調教師に転進されていく中、
一人56歳になるまで気を吐いてこられました。
何時になっても乗ってるような気がしていたので、
何だかとっても残念な気持ちです。

テレビや新聞でもそこそこの時間や大きさを取って報じられていました。
やはり、シンボリルドルフや花の十五期との話が中心。
世間一般の有名な話だとそのあたりなんでしょうね。
ですが、競馬をやってる人にとってはいくらでも語れるような騎手。
また、馬を人一倍大事に扱い、「馬、優先主義」という本を出した事、
「Take it easy」という言葉をクリス・マッキャロン騎手から贈られ、
自ら実践してきた事など、エピソードに事欠きません。
若手のジョッキーが、みんな岡部騎手のマネをするので、
当の岡部騎手は、やり易くなり、いつも中心だなんて話も聞きました。

私も最終レースでずいぶんと当てにさせて頂いたものですw
メーンでダメだった時などは岡部-柴田政、岡部-小島太馬券などで、
巻き返しを図って、成功した事が何度もありますw
頼りになる騎手だったのですよ。
初めて馬券を買った頃にはもうとっくの昔に名声を確立していて、
愛しのトウカイテイオーを何回か勝利に導いてくれたジョッキーであります。
その分、何回か敗北にも導いていますが^^;

岡部幸雄のいない競馬場。
ずいぶんと寂しくなりそうですが、今はともかく、身体を休めて頂きたいです。
そして、これからの動向に期待したいところ^^
調教師にならずに騎手学校の要職になりそうですねー。
「岡部さんのような騎手はもう出ないだろう」
そんな記事をインターネットで読みました。
その言葉を、どうぞご自分の手で覆されますように。

38年間、お疲れ様でした!

追記-
急に引退を決めてしまったのは残念でした。
引退レースがわかっていたなら、見にいきましたのに・・・
納得がいかなくなったので引退というのが、いかにも岡部騎手らしい^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 12, 2004

(株)北味社長逝く。

ノーザンテーストが逝ってしまいました。

日本競馬史に欠かせぬ地位を確立し、
この馬の活躍無しには社台ファームの繁栄は無く、
サンデーサイレンスの購入も覚束無かったかも知れません。
中央競馬での産駒通算勝利数はそのサンデーに続く、
1754勝、そのうちの重賞勝利92勝。
GⅠも10勝していて大舞台にいかに強いか、
わかろうというものです。

この血筋はアンバーシャダイを通してメジロライアンへと、
繋がっています。
これだけの大種牡馬の血をきちんと守る事ができるか、
日本に科された大きな使命といえましょう。
ただ、過去の大種牡馬たちが、
直系を残せなかったのを見ると、
これは単に血脈の活力が衰えていったせいなのか、
血を大事にしていかなかったせいのか、
どちらかはわかりませんが、なかなか厳しい気はします。
過去にもトウルヌソル-クモハタ、
ヒンドスタン-シンザンといったラインがその後続いていません。
実は後者、ミホシンザン-マイシンザンと続いているのですが、
マイシンザンの産駒は地方で10頭ほどが走ってるだけだそうです。
5冠馬の血統がすでに滅びかけですからね・・・
ただ、社台という規模で言えば日本No1がバックについている分、
そこに賭けたいとは思いますけれど。

それにしてもここの所、社台は功労馬や、
これからそうなるべき種牡馬の死が目立ちます。
今年はノーザンテーストに先立ち、リアルシャダイが死去。
一番の代表産駒はライスシャワー。
種牡馬になる志を前に死んでしまいましたから、
イブキマイカグラに頑張ってもらうしかありません。
そして何といってもサンデーサイレンスの死。
まだまだ普通ならば頑張れた歳ですから、
どれだけの可能性があったかしれません。
こちらはすでに後継者多数ではあるのですが。
先年、導入したエルコンドルパサーはあっけなくあの世に。
エンドスウィープ、ロドリゴデトリアーノも・・・
トニービンもすでに無く、一時期人気種牡馬でごった返していた、
社台の面影はありません。
それでもサンデーの子たちが看板を背負っていく事になるのでしょう。

33歳での死、それは大往生でしょうが、
日本競馬をいつまでも見守って欲しかったです。
偉大なる種牡馬、日本競馬の礎、ノーザンテーストに敬礼!

追記-
ちなみに(株)北味というのはよしだみほさんの漫画に出てくる、
人間化したノーザンテーストが社長の会社です。
やり手がうようよのすごい会社w

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 28, 2004

華やかな国際レース。

府中の森は東京競馬場で国際招待GⅠが2レース行なわれました。
同日に二つのGⅠが開催されるのは日本で初めてのはずです。
アメリカなどはブリーダーズカップと言って、
7つものGⅠが同日開催される事があるのですが、
少なくともJRAではGⅠはおろか、重賞が同日開催というのはありません。
(例外的に平地と障害の同日というのはあります)
何でもJRA創立50周年との事で「ゴールデンジュビリーデー」
と題してGⅠの1日2レース、各地の競馬場でのイベントを行なったのです。

一つが芝の国際GⅠジャパンカップです。
今年で24回目を迎え、四半世紀も目前。
日本における元祖国際レースです。
もう一つがダートの国内GⅠジャパンカップダート。
こちらは日本におけるダート競走の強化を図るため新設された、
わりかし新しいレースで今年で5回目。
例年はジャパンカップ前日の土曜日に開催されていたのですが、
今年は同日開催となりました。
おかげでTV東京のウイニング競馬から、
今年はGⅠ放送が無くなってしまった訳ですが・・・

レース内容などは映像でも見ていただくとして、
国内の格付けと国際格付けの事など。
同じGⅠでもJRAが興行的に打っているGⅠと、
世界的にGⅠと認められる物は別物です。
日本での格付けがそのまま国際格付けで通用するレースは、
実はまだたった12レースしかなく、それもまだ歴史の浅い物。
外国馬の出れない閉鎖された状態での興行でしたから、
認められるはずもありません。
それがここ数年、JRAが段階を踏んで外国馬にレースを解放し、
「やっと」12レースにたどり着いたとこなのです。
今回、ジャパンカップは国際的にも国内的にもGⅠですが、
ジャパンカップダートは国内ではGⅠとされるものの、
国際的にはいまだ格付けされていないレースになります。
まあ、興行的、歴史的に何倍も価値のある、有馬記念や日本ダービーも
認められていないですから順番がおかしいですけどねw
遅かれ早かれ、この2レースも開放され国際GⅠになる・・・
・・・かというと中々難しいのです。
全てのレースを開放すれば一部の大規模生産者を除いた者には、
レースで勝つ事が難しくなるという意見が根強いからです。

確かに見も知らない外国馬に全て持っていかれるのも・・・
日本の馬がそんなに弱いかというとそうでもないですが、
その分、日本に根付いた血統は駆逐されて行く事になるでしょう。
それを黙って見ていく事になると思うとちょっと残念。

まあ、JRAが開放を推し進めている以上、流れは加速します。
数年後、競馬に興味が無くなってない事を祈る、
そんな一日でした。

追記-
砂のレースはあまり好きではないので、
芝のジャパンカップだけ予想(でも買ってません)
結果は惨敗・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 25, 2004

競馬残念な事三題。

だいぶ前に競馬の最高峰のレース、フランスで行なわれる凱旋門賞に、
タップダンスシチーという馬が出走予定だと書きました。
(→世界一の芝のレースへ!
これが残念ながら出走回避になったようです・・・
回避の理由が「輸送機の故障で代替機が取れない」。
ステップレースを回避して、直前に輸送しようとしたのが裏目に。
無理して取れる次の便で輸送すると調教が出来ないからだそうです。
もう少し余裕を持って持っていけなかったのか、
日本中のファンが楽しみにしてたでしょうし残念な事です。
今年は主力馬がおらず、優勝も狙えただけになお更。
この後はジャパンCに向かうそうです。
ここで勇姿を見せていただくとしましょう^^;

こちらも前にご紹介したトウカイカムカム。
(→数年ぶりの競馬場訪問。
前走をきっちりと差し切り勝ちし、いよいよ菊花賞か!
・・・と思っていたんですが、なんと骨折><
父のトウカイテイオーといい、よくよく菊花賞に縁が無いようです。
何でもレース中に骨折していたようで、それでよく1着になったなと思います。
こういうとこも父親譲りですね^^;
来年の春には復帰できそうだとのことですので、
楽しみに待っていることにしようと思います。

そのトウカイテイオーの父、シンボリルドルフが種牡馬引退とか。
今年で23歳となり、3頭に種付けしたそうですが、いずれも受胎せず。
皇帝もついに余生を送ることになると思うと、少し寂しい気がします・・・
今後は門別のシンボリ牧場で功労馬として扱われるそうです。
両前脚に屈腱炎を発祥しているそうなので、良くなって欲しいものです。
その皇帝の初年度産駒、トウカイテイオーも16歳。
早めの後継確立が急務になってきました。
それを考えてもカムカムくんの責任は重大です。
早く復帰してGⅠ取らないとね。

追記-
土日になってもブログ書いていたりで中山行ってないです^^;
久しぶりに馬を見にいきたいですね。
近くで見ると綺麗なんですよ♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 15, 2004

地方競馬の現状。

日本では2種類の競馬があります。
JRA・日本中央競馬会が行なっている中央競馬と、
NAR・地方競馬全国協会が行なっている地方競馬とです。
競馬にあまり詳しくない方の思い浮かべる競馬は前者でしょう。
JRAは特殊法人で農水省の管轄下にあり、
そこで得られた一定の金額は国庫に納められることになります。
一方、NARは地方自治体によって運営される競馬の、
まとめ役といった形で、売上金自体は各自治体に入ります。
これも特殊法人です。

近年、このNARに属する競馬場の廃止が毎年のように取り沙汰され、
実際に廃止された競馬場がいくつもあります。
毎年のように競馬場をリニューアル、人の興味の沸くような馬券を導入する
(導入するのには新システムを組む事や新しい発券器でお金がかかります)
JRAと違い、地方競馬の方は元々、地方自治体の財源の為にあるものですから、
お金があるはずもありません。
中央競馬と地方競馬では賞金額が一桁違う事も多く、
地方競馬で10連勝した馬の獲得賞金が中央で1勝で稼げる金額だったりします。

オグリキャップ、という馬をご存知でしょうか?
そのオグリキャップが中央競馬に入る前、在籍していた笠松競馬が、
廃止を検討されているそうです。
地方時代のオグリキャップに乗っていた「笠松の名手」安藤勝巳騎手も、
2002年に中央競馬に移籍しました。
オグリキャップや安藤騎手がお金の為だけに動いたなどとは言いません。
しかし、競馬というのはお金がかかります。
騎手はともかく、馬の維持費は大変な物。
一部の馬主を除けば、みな馬が好きだからやってるようなものです。
「同じ勝つなら中央で」と思う人がいても不思議ではありません。
騎手にしても世間の人々が知っているような大レースで勝ってみたい、
そう思うのは普通の事でしょう。
もちろん、賞金も大きいですし^^;
安藤騎手が中央でも大成功を収め、
地方の騎手の移籍が続くのではと囁かれています。
言うならば、今の中央競馬と地方競馬の関係は、
中央が一軍、地方が二軍という形になっているのです。

これとそっくりの構図が野球にも当てはまります。
大リーグ日本プロ野球
こちらも年棒が一桁違い、一流選手の流出が相次いでいます。
プロなのですからお金の取れる方に行くのは当然かもしれません。
でも、地方競馬にしろ日本プロ野球にしろファンはいますし、
自分を育んでくれた環境というものに感謝があって欲しいと思います。
技術の還元などがあれば一番良いんですが。
私は大リーグのレベルはさほど高いとは思いませんけどね。
いかにも大リーグの方が上だぞと喧伝したNHKはこれこそ不祥事ですw

ちなみに笠松競馬には応援している馬がいるので、
ちょっとだけ心配です。
存続されると良いな^^

追記-
この間、プロ野球の高額年棒が取り沙汰された時、
選手事務会の人が「大リーグとの兼ね合いがあるので、
この金額で当然」という趣旨の発言をしてた気が。
日本サッカーの選手の立場って一体・・・

地方競馬では高崎競馬も廃止検討中です・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 25, 2004

数年ぶりの競馬場訪問。

数年ぶりに競馬場に行ってきてみました。
先日紹介したトウカイテイオーの子、
トウカイカムカムがレースに出走するからです。
とは言っても、カムカムが出走するのは小倉競馬の玄海特別というレース。
目の前で見られるわけではありません。
今日は函館・新潟・小倉で開催されているので、
中山競馬場では大型スクリーンで観戦することになります。

さて、建物の中に入ってみると外と違ってキンキンに冷えています。
「こんな大きな建物をキンキンに冷やすのだから、さぞかし電気が・・・」
とか思いながら場内の位置を確認しながら歩きます。
周りを見渡せば数人の若奥様がレジャーシートを床に引いて、
子供を遊ばせています。
若い恋人たちが床に座りながらいちゃいちゃと。
・・・何か違和感がw
それでもいつも使っていた無料のお茶コーナーのあたりに行くと、
よれよれの服を着たおじさんたちと茶髪のお兄さんたちの間から、
モニターに向かって怒号を浴びせかけています。
・・・数年前と変わりませんねぇw

そろそろお目当ての馬券でも買うかと機械に向かいます。
お金が無いので500円ですけど^^;
見ると数年前の機械と変わってました。
昔は裏が磁気になってる馬券が出て来たのですが、
今日出て来た馬券には最近流行りの2次元コードがついていて、
その部分で判別できるようになっていました。
場内全て、それどころか全国の競馬場、
ウインズ(場外馬券場)の機械まで入れると一体何台入れ替えたんでしょう・・・
お金ってあるところにはあるものです。

地下に場所を移し、見渡せば百貨店の地下にあるような、
パテントが並んでる形式の食事コーナー。
相変わらず隅っこで営業しているグッズショップ。
前に来た時は競馬のビデオを売っていたのですが、
ほとんどDVDに変わっていましたw

ゆっくりできれば良かったのですが、お目当てのレースまで数時間。
仕方ないので家に帰ってきました。
どうやらカムカム君は3着だったようです。
近いうちにこのクラスも勝ちあがって、
少しでもお父さんの名を上げて欲しいですね^^

追記-
私はほとんど馬券を買いません。
好きな馬のレースを見るだけで大体満足ですし、
馬券が当たっても馬のぬいぐるみとか買っちゃいます^^;

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 06, 2004

世界一の芝のレースへ!

日本のサッカーが世界に追いつけ追い越せと頑張っていますが、
競馬の世界も同じく頑張っています。

先日、タップダンスシチーという馬が春のグランプリレース、宝塚記念を勝ちました。
宝塚記念はファン投票で出走させたい馬を決めるレースです。
去年のジャパンカップという、海外から強い馬の集まるレースも勝っています。
そのタップダンスシチーが、いよいよ今年の秋、
芝のレースでは世界最高のフランス、凱旋門賞に出走する事になりました。
今まで5頭が出走して2着1回、後は全て10着以下です。
名誉のために言っておきますが、
出た馬はみな日本競馬史上に残るような馬ばかりです。
それほどハイレベルなレースだという事なんですよ。

今まで日本は名馬の墓場と揶揄されてきました。
海外から種牡馬や繁殖牝馬を輸入だけしておいて、
その馬の血統を本場に帰すようなことはしてこなかったからです。
80年代北米最強馬、サンデーサイレンス。
80年代欧州最強馬、ダンシングブレーヴ。
上げていけばきりがありません。
その子供たちは確かに日本では多くの名誉を手にしました。
しかし、海外ではほとんど走ることなく、
血統は極東の島国に残るのみ・・・

それが近年、少しづつ変わってきました。
本場のレースに気軽に(以前に比べて、ですが)出走するようになってきたのです。
やはり、海外から入ってきた種牡馬の子たちを海外で披露というのが人情でしょう。
もちろん、馬主たちの計算もあるのでしょうが、
ロマンを追うのが競馬の楽しみ方だと思いますから。
今年もすでに、6頭が出走しており、
桜花賞馬のダンスインザムードがアメリカンオークスで2着でした。
他はもう一歩というとこです^^;

逆に日本の種牡馬が世界に輸出されるような事になる日もくるかもしれませんね。
その日を期待しましょう!

追記-
厳密には少し違う部分もあります。
ダンシングブレーヴは英国でも子を残していますし、
日本から海外(中国)に輸出された種牡馬もわずかながら存在します。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 23, 2004

お馬のレース。

競馬が好きです。
でも勝馬投票券が好きなわけじゃないんですよ。
よく聞く言い方ですが、
「鮮やかな緑の芝の上をサラブレットが駆けていく」姿が好きなのです。
まあ、賭けたのが当たるにこした事は無いんですけどもw

そんな私を競馬に引き込んだのはトウカイテイオーという馬でした。
聞いた事がある方も多くおられましょうから、ここでは詳しく語りません。
(どんな馬か知りたい方はこちら
何度も何度も骨折を乗り越えてきたのに、
すごく気持ち良さそうな走りをするんですよ。
「屈託が無い」ってこういう事をいうんだ、そう思いました^^

夢中になった競馬でしたがここ数年、離れていました。
長く見ていれば、やっぱり自分の応援した馬の子供の方が応援したくなるもの。
ですが日本の競馬は日本で走ってきた馬の血統を大事にしないんです。
海外の種牡馬を引っ張ってきてその子供を走らせる・・・
知らない馬の子に知ってる馬の子があっさりと負けていく。
負けるくらいなら良いのです。
すぐに結果の出ない種牡馬はすぐに用無しになり、
その子孫を残す事すら許されないのです。
残酷な面に気がついた私は次第に興味を失っていったのです。

そんな私が最近、また競馬を見るようになりました。
理由はトウカイテイオーの子がGⅠを取ったことを知ったから。
トウカイテイオーの血統は全体から見れば傍流。
しかも、近親配合になってしまうのを避けるのが少し難しいのです。
そんな中、きちんと一流馬を出してくれたのです。
トウカイポイントとヤマニンシェクルという子2頭。
ポイント君の方はすでに引退、惜しくも種牡馬になれませんでした。
シェクルちゃんの方はまだまだ現役。
いくつかの見せ場を作ってくれそうです。

そんなわけで競馬を見てしまう週末が続いています^^

追記-
競馬を知らない人のためになるべくわかりやすく書いたつもりです。
わかりにくい場所があったらコメントを下さいね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)